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空間認識を鍛えろ!習字はパズルだ!

空間認識を鍛えろ!習字はパズルだ!

実績&ポートフォリオ

しょうじ書道教室

おはようございます、秋田市のしょうじ書道教室です。

今朝の秋田魁新聞で

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チェンソーマン、藤本タツキ先生が秋田出身…。知らなかった!!! pic.twitter.com/IZ0tWmoFVD


チェンソーマンの藤本タツキ先生が秋田県にかほ市出身と聞いてビックリ。

こりゃチェンソー読まなきゃかなー。

地元のTUTAYAに「呪術廻戦」は置いてなかったけどチェンソーマンはまだあったような・・・??

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とりあえず #TUTAYA広面店 には #呪術廻戦 の在庫が無かったことをお伝えします。 pic.twitter.com/hllxfzs4iE


さて本題へ。

習字はパズル!

次月の手本書きをしていまして。

小4課題が「気候」なのですが、

こういう手本を書いていると、

「習字ってパズル要素あるよなー」

と強く思います。

いままでもここで何度か言っていましたが。

習字・書道はパズルに通じる部分がたくさんありますね。

だから習字をやると、

・漢字の構造を理解できる
・空間認識能力を鍛えられる

と思っています。エビデンスはありませんが。

そもそも漢字が「部品の組み合わせ」ですし、

書き順がある程度決まっているので、あらかじめ計算して部品を配置していかないとバランスが取れません。

過去記事。
習字やろうよ!習字の新しい魅力5選!!

次月課題の「気候」。みんながこのパズルをどのくらい解けるのか今から楽しみです。

候の文字。

特にパズルみが強いのが「候」の文字。

(※ちなみに「候」と「侯」と違う漢字です。「そうろうこう」と「こうしゃくこう」って呼ぶんだったかな?

時期とか季節とか兆しなどを表すのが「そうろうこう」で候。

地位や階級を表すのが「こうしゃくこう」で侯。

となりますよー)

天候の“候”の字は決まり事がたくさん。

人偏と縦線、縦線のほうを短くする。


“矢”のアタマを中にいれておく。


“矢”の左払いは人偏の中に入れておく。


カタカナの“ユ”の中に“矢”のアタマを入れておく。


最後の右払いはこのくらい。

これはもう完全にパズル。うまく組み立ててねー。

まとめ。

現代の漢字は100~150個ほどの部品で構成されています(たぶんね)。

※正確には540個。過去記事はこちら。漢字のチカラ。

ですのでそこに無い部品は、漢字には無いんです。使われていない。

540個は覚えなくてもいいので、現代の漢字だと100個くらいを覚えておく。

そうすると横線が2本なのか3本なのか、迷わなくてもいいし、

“白”の中が“田”になってしまうなんてことは無くなる。

“夢”という字なら、

草冠、
(横にたおした)目、
ワ冠、
夕、

ということになります(字源は違うよ。部品の話ね。)

さらには冠の形は横に広がってるのがお約束だから、文字の形も自然と決まってくる。

まるでブロック遊びです。漢字って。

ちなみに漢字の“漢”、部首を考えるときに

さんずいか草冠か迷いませんか?

“漢”は中国の川の名前。なので部首はさんずいです。ほら一発で覚えた。

ということで、

習字や書道は、

空間認識能力が鍛えられます。

パズルみたいなもんです。

正解に向かって部品を配置していくというゲーム。

楽しんで書いてくださいねー!

しょうじ書道教室でした!

(最終更新:2020年12月12日)2184 Views
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