ふでれん!

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2020年さきがけ展、中2課題「東西南北(行書)」解説!

2020年さきがけ展、中2課題「東西南北(行書)」解説!

実績&ポートフォリオ

しょうじ書道教室

こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。

秋田魁新報社主催の書道コンクール「秋田書道展」、

通称さきがけ展の課題解説をやっていきます!

第83回秋田書道展覧会

さきがけさんの上記サイト、西暦入ってないから分かりにくいのでどこかに西暦表示してください。おねがい。

習っていない人でも出品できるから、興味のある人はやってみてね!

※私は審査員ではありません。入選・受賞には一切関係ありませんのでご了承を。

通信添削、LINE添削、受付けていますよ。ぜひどうぞ。

さて中2「東西南北」、行書となります。行書は書けるとかっこいいから頑張ろう!解説いきまーす!

「東」

ひと文字目、東。

上部に“一”と“日”を。

右上がりをしっかりと。
“日”は丸みをつけながら。

転折(楷書でいう“折れ”)は太く。

内側に絞る形。

縦線は曲がらないように。

筆脈を意識して、

左払いを短くして、右払いを長めにするのが個人的好み。

交わるところがやや左にずれるのが古典。

こんな感じかなー。

「西」

ふた文字目、西。

右上がり~。
ここも四角い形。

内側に絞っていきます。

横線細め→転折太く→丸みをつけながら・・・
ぐいーっと。

流れも意識して・・・
動きを大きく。

ズバッと思い切りよく。

横長の箱になるといいですね。

「南」

3文字目、南。

線が短いとなかなか右上がりにならなくなるよね。

ぐいっとやって。
シュッと。

連続した動き。

横線細め、転説から太く。
東、西、南、と四角い字が続きますね。基本はみな同じでいいでしょう。

丸みをつけて内側に絞る形に。

箱の中は細い線で。“点&払い”を横線よりもほんのちょっと上に覗かせる書き方が好きですね私は。

こういうところでも右上がりに。
縦線はわざと右にずらすのが古典。臨書しましょう。

「北」

最後の文字、北。
もうここは左端にぴったり寄せて書いてもいいでしょう。

名前の場所は後で考えよう。
右側を広く空けておきたいからねー。

1画目と3画目、どちらも端っこギリギリに書いても、文字の形で自然と3画目が長く見えます。便利。

さて、ここだ。

ここが広くとれないとカタカナの“ヒ”の形が書けないぞ。
筆脈の出し方はみなさんそれぞれ研究しましょう。

このくらいの課題になると学生用手本でも「書道字典」は必須ですね。

ピタッと止めて、

こっち向きにやってもいいでしょう。最後の足も右上がりにしているに気づきましたか~?

動画。

動画はこちら。

2020年さきがけ展、中2課題「東西南北(行書)」。

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まとめ。

ということで、中2課題「東西南北」でした!行書だ!

行書は書き慣れていないこともあって中学生はいつも苦労するんだけど、

書けるとかっこいいし、なんだか自分が上手になった気がするので書いていて楽しいですよね。

どうしても楷書の形に近くなってしまうので、

・右上がりを強くする

・丸みをつける

と、ひとまずこの2点に気を付けて練習すれば大丈夫。

バカ正直に東→西→南→北と順番に書かなくてもいいんだよ!(笑)いろいろ工夫することも大事だからね!

 

それでは練習がんばってね!

 

しょうじ書道教室でした!

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