こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
もう少しお付き合いください。
お次は中2の半紙課題「文化活動」、行書でございます。
この課題、大人の方が腕試しで書いてみてもいいですねー。
「文」
行書とはいえそこは中学生用。
楷書とあまり違わない形で書くのが定番でございます。
なのでこの「文」も楷書の形を思い出しながら、
右払いがあるので中心はやや左へ。
あとは左右の払いは筆脈を意識して書いていきます。
「化」
「化」の文字も同様。
もとの楷書のバランスを思い出して。
最後の足は、
楷書のようにはねてもいいし、
このように流すように書いてもどちらでもOKです。
右上がり、ちょっとやりすぎ。
あとは、亻(にんべん)をせまくし、右側を広くしておくと書きやすい。
動画「文化」。
秋田書道展、通称さきがけ展、 中学2年生の半紙課題「文化活動(行書)」、 前半です。 ※IGTVにノーカット版があります。 出ました!行書です! 行書の場合、書写体と違いこれという決まりがありません。 なので古典から文字を引っ張ってくるのですが、 そこはやはり書くのは中学生なので、楷書に近い形にすることが多いです。 今回は文化活動の「動」の字を古典に寄せてみました! 締切受付は10月22日から11月1日まで、秋田魁新報社本社まで!! #秋田市,#書道,#習字,#日本文化,#秋田書道展,#さきがけ展,#文化活動,#中学2年生,#行書,#秋田魁新報社,#手本,#毛筆,#ペン字,#持ち方,#手書きツイート,#硬筆,#ペン習字,#筆記用具,#japaneseart,#japanesecalligraphy,#akita,
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「活」
「活」は“舌”のバランス。
“舌”の横線が長く見えるようにひと工夫。
短い払いをさんずいから離して書いておき、
横線を細めにすると長く見えます。
「動」
「動」が一番難しい!
自分で書いたこの「動」、
気に食わんわ〜…(汗)
これもバランスは楷書と同じ。
動の字は、
“重+力”
ですが、
“重”の頭を大きく大きく書きましょう。
あとはきれいに右上がりを揃えて。
それにしても…↓
なーんかイマイチだなー。むー。
まースマホ撮影の関係で、
いつものポジション取れなかった、と言い訳しておきましょう。姿勢大事。
おし!直してしまえ!!
もう少しこんな感じに。
自分で書いた手本に納得がいかないとき、
何か腑に落ちないとき、
そんなときは、原因がはっきりするまで修正を繰り返したほうが自分の力(指導する力)になりますね。
納得いくまで書いてみましょう。
自分の理想形(の古典)が頭に入ってるんだろうなー。
“力”の、
下に向かっていく2本の斜めの線とか、角度も微妙だもんなー。
場所の制約もありますが、書いて書けないこともないですし。
とことん書かねば。
字典をこまめに引きましょう。
答えは古典にあるはず!!
動画「活動」。
https://www.instagram.com/p/BnsATknnfom/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=14pk68efmz05s
まとめ。
少し脱線しましたが。
行書はグイグイ右上がりに書くといいですね。
右上がりばかりのように見えますが、どこかでバランス取っています。
「動」の“重”の部分、頭でっかちにする感じで、
うまく筆先を使ってすき間を大事に書いてみてください。
中2の課題が一番難しいな!
頑張れ!中2!
しょうじ書道教室でした!
次回はいよいよ最終回!
中3の課題解説!