こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
2017年の席書大会小3条幅「なつ山」を解説します!
(※小3半紙課題はこちら)
小3の条幅!
小学校では、小3から書写の授業で毛筆に取り組みますので、席書大会でも小3から毛筆、となっておりますね。
半紙はともかくとして、条幅となると書いたことのない子がほとんどであろうかと。
そして席書大会での条幅部門は、
「必ず条幅用下敷きと条幅用大筆を準備」
なんて但し書きが書かれていると思うので、挑戦する人は少数なはず。
↓過去記事もご参考までに。
小学生、席書大会の条幅の紙はこう使え!
そう考えると、ライバルが少ない部門であると言えますね。これは賞を取るチャンス?
※ちなみにこのお手本は、いつもの半紙用の大筆で書いています。
条幅用の大筆で書くとまた違う雰囲気になるでしょうね。
そんな小3条幅課題は「なつ山」。
解説行きます!
まずは「な」
三等分にするとそれぞれ半紙の大きさになります。「半紙三枚丈」なので当たり前ですけど。
半紙一枚分の大きさのその場所、ど真ん中に書けばいいかと。
なので条幅のいわゆる「天地」はこの場合気にしなくてもいいですね。
「な」はむすびのかたちに注意。
いつもだったら「な」のむすびは、私は▽にむすびますが今回は学校の席書大会なので学校で書く形に寄せました(笑)。
横長の「おさかな」の形、もしくは「リボン」の形です。
中心を広く空けるように、左右いっぱいに広げましょう。
条幅用大筆の扱いに慣れないと難しいよね・・・。
習うより慣れろ!
まん中に「つ」
ひらがなの「つ」は横長の字。
それでも「なつ山」の「つ」では、多少は下方向に払って面積を稼がないと全体のバランスが悪い。
かといってあまりにも下に払ってしまうと、今度は横長の「つ」に見えない。微妙な所。
横長に書きたいんだけど、きっちり横長にすると面積が足らず。
面積を稼ぐために下にはらいを長くすると、今度は字の形がおかしくなる。
ちょうどいいところを探って下さい。
ここまで、動画。
最後、「山」
左右の線は紙のギリギリの所に。
ここに名前は書かないので、目一杯いってもいいですね。
下から上へ、グイーーーっと!横に。
多少オーバーにやってもいいでしょう。
動画、続き
まとめ
書道教室や習字教室に通っていない子にはなかなか難しいかと思います。
書道教室に来ている子でも「条幅は書かない」と言っている小3の子もいますので、半紙部門にくらべ参加者はうんと少ないはず。
なので賞は十分に狙える部門とも言えます。
字をうまく書く、というよりは条幅用大筆で、
太く大きく
書いていれば、それだけで十分なのかも。
太く書くのもテクニックのうちなので、やはり練習は必要です。
それではみんな、頑張ってね!
しょうじ書道教室でした!