ふでれん!

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条幅用の大筆は、海が広い方を使おうね!

条幅用の大筆は、海が広い方を使おうね!

こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。

いやー暑い!暑いですね。暑いわ-。

子ども達も大変。大人も大変です。

条幅を書くのもひとつの技術。

席書大会がぼちぼち各学校で実施され始めていますね。

「お手本を見ないで書く」のが基本ルール(のはず)なので、イメージトレーニングも大事です。

“半紙のみ”の人は何も問題なく、いつも通りに書けばいいのですが“条幅もやる”人はちょっと大変。

床での書き方、紙の上での座り方、大筆の取り扱い方、名前の書き方・・・。

半紙とは違う、細々としたものがいろいろあります。

これもそのうちひとまとめにして解説したいところですねー。

写真を取っていないと解説のしようがない・・・。準備不足。

ひとまず硯の使い方から

なかでも“硯の使い方”は以前(だいぶ大昔ですが)やっているので復習できそうです。

過去記事はこちら

書道バッグに入っているこの硯、裏と表で使い分けられるように作られていますが、その名称が、

・固形墨用
・墨液用

となっているんです。

固形墨用

固形墨用


陸が広く海が狭い方が固形墨用で

墨液用

墨液用


反対に、陸が狭く海が広い方が墨液用。

私が指導する場合、墨液/固形墨では使い分けてはおらず、半紙用/条幅用で使い分けるように言っています。

・陸が広く海が狭い固形墨用を → 半紙用に

・陸が狭く海が広い墨液用を → 条幅用に。

というわけです。

海に入る墨の量

この2種類の硯、違いは海に入る墨の量ですよね。

実際に“墨液用”の広い海に墨を入れると・・・

墨液が広がってしまう

墨液が広がってしまう


このように墨がうすく広がってしまいます。

なので「じゃあもっと入れよう」と墨をだばーっと入れてしまいます。

半紙で書くときはそんなに墨はいりません。

一方、“固形墨用”に墨を入れると・・・

少なめでも墨液が貯まる

少なめでも墨液が貯まる


少なめでも墨液が貯まり、ちょうどいい!

半紙用の筆が入るのにちょうどいい。

席書大会などの条幅用大筆は・・・

ということで、今回のような条幅用大筆を使うとなると当然、
墨液が広がってしまう
“墨液用”の方で、墨をたっぷりと海に貯め、しっかりと条幅用大筆の穂を墨に浸けた方がいい、という結論に。

ということで、席書大会で条幅を書く人は、墨を貯めるところの広い方を使って書きましょうね!

“半紙と条幅、どちらも書くよ”という人は、途中で硯をひっくり返すわけにも行かないので、初めから“墨液用”の海が広い方で半紙も条幅も書けばいいですね。

書いていて面白いのは条幅!

今年、条幅はやらなかった!という人は来年チャレンジしてみてね!面白いよ!

しょうじ書道教室でした!

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