ふでれん!

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書写的アプローチと古典的アプローチ。

書写的アプローチと古典的アプローチ。

こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。

みなさん雪かきお疲れさまです。

くれぐれも無理をなさらぬように・・・。

私、最近、雪かきについて画期的な発見をしました。

それは、

「雪かきは7割で終わる」の法則。

これは何かというと、

秋田の伝統的に(?)、

「されど雪かきといえど美しく仕上げねばならない」

みたいな風習があるじゃないですか。雪国の人間として。

美学というか、職人気質というか。

今後の雪を捨てる場所も計算して、

どこに雪を集めて、

人が歩きやすく、

作業中の動線も考え、

いかに効率良く、

手際よく雪かきしていくか。

雪かきの道具も、

大スコップ、中スコップ、スノーダンプ、ラッセル的な雪を押すやつ・・・と様々な道具を使いこなし。

ひとつの家庭でも4種類くらい揃えているのはザラで。

雪かきにこだわりとプライドを持って取り組んでいる近所の方とか・・・。いらっしゃいますよね。

でもね、わたし思ったんです。

春になりゃ溶けて無くなるんですよ。どんなに頑張ってキレイに雪かきしてもさ。

なので、

「あ~、こりゃほどほどにしないと身体もたないわ」

となったんですよ。

なので「雪かき7割」(ただし秋田市内)。

7割方できたらやめる。

ペンキを塗るように端から端まで、きっちり雪かきしていかない。

たて・横・斜めに動いて・・・あちこちに雪が少しずつ残っている感じ。

それでOK。

どうせまた降るし。

人や車が通れば、雪は適当にならされるし。

これで十分(但し秋田市内)。

身体の負担も減りました。

あまり毎日きっちりやると腰にもくるし、腕もだるいし。

雪かきでこんなに文章書けるのか・・・(笑)

雪かきで記事がひとつ書けちゃうな・・・と思っていたら。

やっぱりあった(笑)。

豪雪地帯の雪かき事情はまた違うようですね・・・。

なんでもネットで検索だなー。

いつだったか、うちの父親がこんな車輪付きのものを使っていましたが。

雪がもふもふしてるのに車輪が動くかっての。

あまり雪が降らないところ向けなのかな。

これで十分。

壊れることも珍しくないので安いやつで十分です。

ホーマックで1000円~2000円くらいだよね。

本題。

さてようやく本題。

ついついおざなりになりがちな「ひらがな」。

小学校でも1年生~2年生くらいまではわりと細かく指導されますが、その後はさっぱりなひらがな。

学年が進むと漢字の習得のほうが重要になってくるので、ひらがなはあまりうるさく言われません。

それでも文章を書けば、日本語の半分以上を占めるひらがなが重要。

ひらがながきれいだと文字はキレイに見えるのです。

そしてひらがなも、小学生が書くひらがなと、大人が書くひらがなは少し違う。

小学生は書写。

おとな向けは古典。

同じひらがなでも、書写的なアプローチと古典的なアプローチがあります。

書写的なほう。

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これは書写の教科書です。

こんな感じ。

子ども達はこれで練習。

古典的なほう。

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こんな感じ。

これを練習していきます。これの真似からスタートです。

小学生でも、古典的なものを教えたい。

小学生の書写でも大人でも、古典の形を知っている方がきれいな形を取りやすいです。

なので古典の臨書は大事なのですが・・・。

一般の方にそこまで求めるのは難しいので、我々教える側が古典をほどほどに取り入れて教えていきます。

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これは私が書いたもの。

左が古典的なアプローチで、

右が書写的なアプローチ。

古典的なアプローチの方が、自然で美しくありませんか?

(自分で書いた字を見本にするのもなんですが(恥))

小学生でも高学年であればだんだんと古典的なひらがなの形を覚えていけばいいと思っています。

なので学校で教える形と少し違う、ということも時々出てきます。

これはひらがなに限らず、漢字でも。

書ける、

から、

もっときれいに書ける!

となるように、よりよい形で教えていきたいと思います。

しょうじ書道教室でした!

(最終更新:2018年1月27日)2219 Views
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