ふでれん!

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全部見せてよね!絶対だよ!!

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しょうじ書道教室

こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。

令和まであと22日。

アルヴェ「書の祭典」まであと2日。

アルヴェ・書の祭典

そして今日は小学校の入学式。

おかげさまで次男も1年生でございます。

ご入学おめでとうございます。

新1年生のみなさま、ご入学おめでとうございます。

お子さまの健やかな成長と、小学校生活が楽しいものになること

お祈り申し上げます。

元気いっぱいがんばろー!

昨日のお稽古にて。

昨日も新3年生の美女軍団が大騒ぎ(元気いっぱいにという意味で、

習字もしないでギャーギャー騒いだという意味ではありません。念の為。)でした。

こちらも負けないように頑張りまして、

声ガラガラ。もともと喉は強くないのですが。

そして稽古が終わって後片付け。

その片付けの最中に、

わたし、たまにゴミ箱を漁るんですよ。教室のゴミ箱を。

なぜかというと、

・後片付けに使える“すいとり紙”をゴミ箱から探す

という、一般の方には何のことかさっぱりでしょうけど。

ゴミ箱に捨ててあってもまだまだ使える“すいとり紙”がたくさん入っているんですよ。

それをゴミ箱から取り出すんですよね。もったいないから。

このゴミ箱漁りをやると、

本日のお稽古で書いたであろう失敗作がワラワラと。

うーむ。

失敗したと思って見せずに捨てる。

「失敗していてもいいから、書いたもの全部見せてねー」

って言っているんですけどね。

子どもたちは私に見せずに、

「あ、失敗した」と思って勝手に捨てるようです。

例えば…

失敗例その1。

「うみ」を書こうとして、

「う」を真ん中に書いてしまったので

「み」が書けなくて捨てたのでしょう。

失敗例その2。

これは「み」のむすびが黒く潰れてしまって捨てたのでしょう。

失敗例その3。

これは名前が全部書ききれなくて捨てたのでしょう。

失敗例その4。

「豊かな海」を書いていて、

「豊」の上半分、曲の部分、

縦線が上にあまり出せなくて捨てたのでしょう。

失敗例その5。

これは「豊」の曲を書いて、次の「豆」の1画目が長すぎて捨てたのでしょう。

ワタシを捨てないで!!

捨てられたものをよくよく見ると、

・起筆はしっかりと止められているし、

・文字の形もよく書けている。

失敗しているかもしれないけど、ちゃんとできている部分もあるんです。

そんなに失敗していないのになー、もったいないなー、と私は思うのです。

捨てないで見せてよねー。

失敗は宝物。

私たち指導する側としては、

『失敗したものこそ見たい』

のです。

ここ大事。

失敗したものを見ないと、

・どこで苦労しているのか

・どこが苦手なのか

・とこができないのか

分からないからです。

うまく書けたものばかり見ても分からない。

だからうちの教室では

「失敗なんて無いんだから、最後まで書いてね!」

「失敗してても名前まで書いて持ってきて」

と言っています。

失敗作は苦手を教えてくれる宝物なんですよ。

まとめ。

ということで、

・書いたものは全部見るし、

・失敗しても捨てないこと、

というのを子どもたちに言っています。大人の方もそうして下さいね。

あともう一つ。

自分でうまくできたと思ったものだけ添削してもらうと、

指導者は、

(このくらいのものが平均的に書けているんだな)

と思って添削を進めます。

すると、

(私的にうまく書けたものなのに、どんどん直されていくわ…ヒドい…(泣))

みたいな心理になってしまいます。

そうすると精神的ダメージが大きいですよね?

大人も子どももこれは同じ。

せっかく苦労してうまく書いたのに先生に褒められない、

すると

「つまらない」

と思いますよね?

だからオススメしません。

添削のとき、私たち指導者は

うまく書けたものはもちろん見たいのですが、

失敗したのも同じくらい見たいのです。

なので成功したものも失敗したものも、どちらも持ってきて下さい。全部見ますから。

子どもたち〜!

捨てるなよ〜!

それは大事なものなんだぞ〜!!

ということでした。

しょうじ書道教室でした!

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