こんにちは、しょうじ書道教室です。
師走だ師走だ。
バタバタバタバタバタ・・・。
バタバタしている木曜日。
昨日の木曜日。
いつも通りにぎやかな木曜日・手形教室。
ほとんどの子が学校の書き初め練習に励む中、小2の男の子がやってきました。
この子の場合、今回は学校の書き初めはやらないとのこと。ですのでこの子は毎月の半紙課題を練習です。
この小2の子、いつもだと同じ小2の仲良しの相棒と一緒に来てはふたりワイワイ騒いでおしゃべりして、書いたり書かなかったり。
ムードメーカーと言えば聞こえはいいけど、どこの教室にもいる元気でやんちゃな男の子。
小2も後半とは言え、そこはまだまだ2年生だし、男の子だし。
じっとしているのもニガテ。
私もこういうキャラの子には甘いのです・・・。
(それでも時々ムッとなることもあるけど(笑))
しかしこの日は相棒が欠席。ひとりでぽつん。
周りの子はバタバタと書き初め練習&添削が進む中、
この子は一番奥の席で黙々と書いていました。
仲のいい相棒がいないので仕方なくひとりで黙々と書いておりました。まあこれが本来の習字なのですが(笑)。
いつもは3枚書いては「先生もう疲れたー」「えーまだやるのー」なんて言うのですが、今日はなかなか持ってこない・・・。
チラッと見るとちゃんと書いている。あまり気が進まなくて書いていないのかな?とも思いましたが見るとちゃんと書いている。
こちらも書き初めの添削でバタバタ・・・。
目の端で(まだこないなー・・・)とチラチラ見つつ。
こちらもバタバタ・・・。
それでもまだ持ってこない。
なのでとうとう私も「〇〇くーん、そろそろ丸つけしよー。持っておいで~。」と呼ぶ。
書いたものを持ってくると・・・。
これはびっくり大賞!
私も驚き、
『すごいたくさん書いたね!!!』
そしたら、
「うーん、だって今日アイツ(相棒)いないからさー」
と寂しげに言うではありませんか。
どうやら彼は、
・いつもの相棒がいない
・さみしい
・たいくつ
・周りは書き初めで他におしゃべりする相手もいない
・書くしかやることがない
という理由で16枚書いたのです。
ひと言もしゃべらずに。黙々と。一気に16枚。
高学年でも習字は10枚書けばぐったりです。
(私はけっこう細かいところまで突っ込むので)
私はうんと褒めてこの子を一発で終わりにしました。
こどもの謎のパワー。
子どもはこのくらいのエネルギーを持っているんですね。
いつもは6枚くらいで音を上げる子がこのようにがんばれる。
小2でもそのくらいのエネルギーは持っている(放課後でも)。
片付け終了後、ヘロヘロになっているのかなー?とも思いきや、意外と普通。ケロッとして帰って行きました。
子どもってホントすごい。
小2でも、男子でも、何年生でも、放課後でも、疲れていても、
スイッチが入ればものすごい力が発揮できる!
私も時々、子どもたちの気持ちをノリノリにさせて盛り上げて指導しますが・・・。
うまくいくこともあれば、思い通りにならないことも多々あります・・・。
そのスイッチ、先生にも教えて欲しい!!
(本人もよく分かっていないでしょうが・・・)
子どもの指導は奥が深い!
私もがんばらないと!
しょうじ書道教室でした!