ふでれん!

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小さい教室 その7

小さな教室 その6の続き。

問題5.勉強の仕方がわからない

「習字を教えてみたいけど、どうやって勉強したらいいの?」

やはりこれが一番の問題でしょうか。

独学でできるの?
それとも、どこか習字・書道の先生を探す?

どんな方法があるのでしょうか?

問題5.を解決!

確実な方法は、やはり、どこかの先生につくことでしょう。

習字・書道の先生を探し、その門を叩く。

入門時に自分の意思を伝えれば、書写を中心に教えて下さると思います。

しかし習字・書道の先生の中には、
「いきなり入ってきた何も分からないモンが人様に教えたいなんて10年早い!」
と思う先生もいるかもしれません。

もしかしたら本当に10年やらないと認めてもらえないかもしれません。

そこの会に所属し、「師範」を取らないと開塾も認めないかもしれません。

これはもちろん当然のことで、それだけその先生は自身の生業に誇りをもっているのです。
むしろ良い先生と言えるでしょう。

こればかりは色々な先生がいらっしゃいますし、考え方も十人十色。
昔ながらの考えの先生、融通の利く先生・・・。

それでも10年も勉強してたら小学1年生は高校生になってしまいます!

これは本当に難しい、微妙なところなので入門する前にその先生とじっくりお話されることをオススメします。

どうしてそんなに時間がかかるの?

どうして10年も時間がかかるのでしょう?

私が個人的に思うのは、

こちらは書写の勉強をしたいのに、
いざ入門すると一般の大人の方が勉強する書道の「古典の臨書」を初めに行うため、

なのだと思います。

これもごくごく一般的なことで、学ぶ順番として正しいと思います。
なぜなら古典の上に書写が成り立っているからです。

古典 → → → → 書写

可能であれば、上のように順番に学んで行くのが理想です。

それでも、今すぐにでも書写を教えたい!という人もいるでしょう。
自分の子供に、自分の孫に。親戚の子に・・・。

それなのに10年勉強しろ!というのも時代に合いません。

小学生が習う書写を10年勉強してから教える・・・というのもおかしい感じがしますよね。

算数の宿題を親が教える、これは別におかしくありませんね。
そりゃ親よりも、学校の先生とか進学塾の先生が教えた方がいいのでしょうが・・・。

そして、学校の先生や進学塾の先生より、大学教授のほうがいいのか・・・。

これはもう考え方がずれています。
専門的であればよいのではありません。

大事なのは最低限のことを、分かりやすく教えられたらいいのです。
書写も算数も。

結論は後回しにして、次回は少し脱線します。
次回は歴史のお勉強!
・・・続く。

小さな教室 その8へ。

Comments & Trackbacks

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  1. 初めて拝見します。
    習字教室の先生になることを夢見て某大学書道科を卒業したものの、今では主婦業、育児に追われてすっかり腕がなまっています。
    長男の小学校夏休みを機に、自宅で自分の子どもたち2名に手習いを始めることにいたしました。賃貸なのでビニールシートを敷いて厳戒態勢です(笑)
    今は筆遊びの延長ですが、子どもたちは楽しそうにペタペタとやっています。
    まだまだ自分自身も未熟者なのですが、友達伝い等でぜひうちの子も習わせたいという親御さんが数名いる状況です。
    お恥ずかしながら、今はどこの書道会員にも属しておりません。肩書きがないとダメなのでしょうか?
    まして、数年ブランクのある私に月謝を頂くような指導が務まるのか?
    教えて欲しいと言われ有頂天になっていないか?
    そもそも教室用の場所を借りるべきなのか?
    等と考えていたところ、こちらのブログを運良く拝見することができて、深く共感を得たところです。
    長々と書いてしまい申し訳ありません。
    自宅でとりあえず始めてみたいと思っております。
    子どもたちも、私も共に成長できるよう、小さな部屋で大きな希望を持っています。
    悩んだときは、またこちらのブログにお邪魔します。ありがとうございました!
    沖縄県より(雅号、香凛)

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