こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
昨日、中学受験をした6年生から嬉しい報告をもらいました!
すごいよなー。
去年も合格者がいたし、今年も。習字のおかげだな笑。そうだそうだ。
今日のお稽古も終了!
今日もみんな頑張りました!
書初めも終わり、今日は清書の日ということもあり、集中力が続きました!
気持ちに余裕があるほうが集中できますね。
自分の頭で考えて書く必要があるっていうところも習字の特徴。
先生から「こことここに気をつけて」と言われて、それを持ち帰り思い出しながら書き進める。自主的に動かないとできません。
次月の手本も準備ができた、
さて、新しいお手本は来週21日頃からスタートする予定です。
半分くらいの子が、毛筆課題のお手本の他に、
「昇段試験」のお手本もプラスされます。
なので今回の私の手本書きは大変だった。いつもの1.5倍くらいかなー。
130枚とか140枚とか。とはいえ慣れればそんなに大変じゃあありません。時間はかかるけどね。
ばさー。
さらに広面小学校だけ、独自の書初め大会をやるという情報があり。またまた書初めの手本書き。3年〜6年のお手本も書いてます。ふう。
お手本に書き込め!
さて。みなさんは先生や師匠からもらったお手本はどうやって使っていますか?
「そりゃあもちろんもらったお手本は見るでしょー」
そうなんですが。書く前にどのくらい見ていますか?いきなり書き始めていませんか?
書く前に、
よーく、よーく見てみましょう。
お手本のすみずみを、
線のひとつひとつを、
くまなく、
まんべんなく、
見る!!
うちの教室で渡しているお手本は私がすべて手書きしていますが、
例えば小学生用のお手本には、
「3本足のバランス」
矢印(→)などが書き込んであります。
他にも、
「くっつける」
「名前を大きく!」
などヒントが書かれています。これは必ず見つけておきましょう。
これは私の口から説明する分量をなるべく少なくしたいから。同じ説明を何度も何度もしたくないから。
そして、子どもたち自身がこれらのヒントを自分で読んで考えてほしいからです。
まあどれだけ見てるか分かりませんが(笑)。
私は子どもたちによく言うのは、
「答えを見て書いていいのは習字だけなんだぞ!!」
と言ってます。見ないで書く子も多いですけどねー。それも数年習字をやっているとお手本の見方は身に付きます。
一般の方なら。
一般のお手本にはこちらから書き込むということはほとんどしていません。
大人の方は自分でお手本を作り込んでいきましょう。
もらったお手本を後生大事に取っておくわけでもないのにそれはまあキレイなままで使っている人をよく見ます。
ここで上達するコツを。
「お手本を使い倒せ!!」
ということです。
お手本に補助線を引く、
言われたことを書き込む、
メモを書く、
字典で調べたことを書く、
というように自分でどんどん書き込んでいきます。どれだけ自分で分析できるか、研究をして深めていくのです。
もらったお手本がいつまでもいつまでもキレイなままの人をけっこう見かけます。
先生を尊敬するあまりお手本まで神聖視しちゃうのでしょうね。気持ちはわかります。
ですが一度もらったお手本はもうあなたのもの。どう使おうが勝手です。なるべく自分の糧になるような手本にカスタマイズするべきです。
そしてそれを1〜2年は取っておきましょう。
あとから見返したときにそれらの書き込みが陳腐なものに見えたら卒業です。そのお手本は捨ててしまいましょう。
そのときにはもう前とは違ったことをお手本に書き込んでいるはず。
自分の成長も確認できます。
まとめ。
ということでお手本の使い方でした。
条幅手本や特別な作品の手本を先生からいただくとき、
お金を払って買い取ることもよくありますよね。
自分のものになったからにはとことん使い倒しましょう。
本も同じですよ。
買った本は自分のもの。
つまらなかったら最後まで読まなくていいし、そこにもっとも価値があるなら1ページだけ破ってあとは捨てたっていい。
メモや感想を書き込んでもいいしアンダーラインだっていいでしょう。
あまり大事に扱わないほうが自分の血肉になりますね。
さあ練習がんばろう!
しょうじ書道教室でした!
一流のスポーツマンは自分自身をよく見てる。意外と参考になった本。