ふでれん!

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習字の先生が教える、テーブルや床に墨がついたときのとっておきの方法!

習字の先生が教える、テーブルや床に墨がついたときのとっておきの方法!

こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。

毎日お稽古。

子どもたちも元気!

にぎやかでなにより。

墨で汚れるのが当たり前の習字。

習字のお稽古、

子どもたちが練習するとテーブルが墨で汚れます。

当たり前ですが。

なので、テーブルを墨で汚したからといって特別怒るわけではありません。

子どもたちが頑張って練習した。

その結果、墨が付いてしまった。

こんなの全然問題なし。

だって子どもたち一生懸命やってるもんね。

それでも。

なかには、わざと墨を付けたり、

ふざけてやったり、

自分で墨をこぼしたのを気付いているのに拭き取らなかったり、

そんなときは私も怒ります。

なぜかごまかそうとする小学生。

小学生の特徴として、

「あきらかに自分(その子)がやったのに、

さもやってないふりをする」

というものがあります。

あれはなんなのでしょうね〜??

私も今さらこんなことで腹を立てたりはしませんが、

あきらかにその子が座っているところで、

その子が書き始めてから付いた、まだ乾いていない墨を、

「ほら、墨付いてるから吸い取り紙で拭いて」

と言うと、

「ボクじゃないよ!前から付いてたよ!」

とかいう。

(こういうふうに言うのは男子が多め(笑))

うーん…完全犯罪にはほど遠いなぁ…、と私も遠い目に。

拭けばいいだけなのにね。

というわけで、小学生はなぜか完全犯罪を企てます(笑)。

そのレベルはとても低く、あっという間に見破れる程度。

まあ、それを時々スルーしてあげるのも大人の役目(笑)。

そして。

私はテーブルを汚した生徒にぞうきんを渡して、一緒にこれも渡します。

ようやく本題。

普通に拭いてもなかなか取れない墨汚れ。

1日また1日と時間が経つにつれ、墨が乾いて落ちにくくなります。

普通にぞうきんで拭いてもなかなか取れない。

何度もゴシゴシすれば取れるけどね。

ゴシゴシするのはけっこうな重労働。助けてドラえも〜ん!

そこでこちらが活躍!

「メラミンスポンジ〜!!」

ちゃんと水田わさびさんの声でやりましょうね。

スポンジには水をしっかり含ませて、

すぱーん!と取れる。

軽い力でキュキュッと。

これでだいぶ掃除が楽になります。

力を入れなくてもテーブルに付いた墨がするするっと取れますよー!

その他にも。

硯のお手入れにも使えます。

最近、墨を磨っていてもなかなか墨がおりてこないなー。と感じているアナタ!!

一度メラミンスポンジをお試しください。

墨のカスなどで潰れたホウボウがいくらか復活します。

(硯の表面は目に見えないくらい細かなヤスリ状になっています。これをホウボウ・鋒鋩という)

メラミンスポンジでもダメな場合は、

「泥砥石」で。

泥砥石は、1分ほど水につけてから使います。

水に付けた泥砥石を、水に付けた硯に軽くこすりつけて泥まみれにして、

付いた泥はそのままにあとは素手でみがくのですが…、

正直いうと、素人が手を出すのはここらへんまで。

墨のおりが悪くなった硯の修理は、

やはりプロにまかせましょう。

ここで紹介したのは、実用硯っていうのでしょうか、日常的に使っている硯のお手入れ。

それも普段の手入れや応急処置に近い。

墨がおりない!今すぐ業者さんに預けたいものの、

毎日使うから困るんだよなー、という場合。

本当にツルツルピカピカになってしまったら修理に出すしかありません。

硯の表面はツヤ消しな感じになっています。

鋒鋩が立っている硯はマットな見た目になっています。

骨董品の硯は、使うよりも鑑賞目的なのでツルピカでも構いませんね。

石の硯を使い始めたばかりの人は、普段から硯の表面を観察する癖をつけましょうね。

あらら?メラミンスポンジどこ行った?(笑)

今日は脱線して終わり!

しょうじ書道教室でした!

大きいものはカットして。

泣ける、ドラえもん物語。

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