こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
そろそろ小学校から書き初めの申し込みがポツポツ届き始めたようです・・・。
意外と年がら年中何かしらありますね、習字。
12月に入ってから書き初めの練習を始めたいと思います。
もうお手本は全員分準備済み。
全員やるわけじゃないけどね。一応全員分用意するのです。
社中展の半紙の作品たち。
さて、条幅作品は11月上旬の「秋田書道展」に合わせて仕上げたのですが。
半紙作品の子たちも地道に練習していました。
条幅が終わってから半紙の子達の作品を次々と仕上げていき。
今のところ7割ほどが清書となりましたでしょうか。
カラフルな色つきの半紙を用紙して書かせております。
水色あり、オレンジあり、金箔あり・・・。
いつもの真っ白な半紙がほとんどない、かも。
逆に真っ白が目立つのかな。
仕上げに印を押す。
仕上がった作品には印を押します。
私など、自分の作品を書くときには名前の下に印を押すことを考えながら(スペースなど)書くのですが。
あらかじめ印の場所を考えながら名前を書くなんて子ども達には至難の業。
なので清書作品を見ながら印を押す場所を考えます。
名前の下に十分余白が残っている作品は悩むことなく印を押せるのですが。
これとか。
ちゃんと押す場所がある。
なにぶん小学生の書くものですから、狭い場合も多々ありまして。
もうぎりぎり。
多少、線にかかってもいいのですが。なかなか場所が難しい。
印を押すことは、白黒の作品に1点、赤い印があることで全体を引き締める効果がありますが。
目を引かせてバランスを取る、という効果もあります。
全く押す場所が無い・・・なんてときも。
思い切って右側に押すことも。
基本的には、紙のどこにでも押していいものなのですが。
そこはやはりバランス。自然に見えるように。
なんでここに?なんてところはNGでして。
絵画でも印を押すことがありますが。
やはり自然に見える場所に、そしてメインの邪魔をしないよう気を付けて慎重に場所を決めます。
印のほうがかえって目立ってしまう!なんてことのないように。
絵画で、主役となるテーマのすぐ近くに印を押してある作品を見かけたりすると、
(なぜここに押したんだろう・・・)と思わずにいられません。
あくまで作品が主役。それを引き立てるところにさりげなく押します。
この場所を決めるのも、押す人の(今回は私の)経験とセンス。経験のほうが大事かな。
専門的にやっている方(篆刻家・てんこくか、と言います)なら、
「押すならここしかない!」
と一発で決められるそうです。
わたしはまだそこまでの域では(全く)無いのでこれからもいろいろ経験し勉強していきたい部分ですね。
篆刻は深く、難しく、そして楽しい。
この歳になってようやく分かりましたが、
難しいことのほうが、やっていて楽しい
んです。
「なにがなんだかちんぷんかんぷんだ!」
「こんなレベルのことできるわけない!」
みたいなところからスタートする方が長く楽しめます。
「1週間でうまくなる!」
「すぐにできる5つのコツ!」
とかちゃんちゃらおかしい。
すぐにできたとしても浅くてつまらない。
難しいことが、少し分かってきた時のよろこび!
なんともいえません。
みなさんも趣味を選ぶときには、ぜひ難しい方を。
難しい、が楽しい。
しょうじ書道教室でした!