こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
珍しく命令口調で始まりました。生意気でごめんなさい。
条幅用紙は半紙三枚丈。
夏休前、秋田市の小学校では「席書大会」なるものが開催されます。
やりたい人だけ申し込み、放課後に学校で残って習字を書きます。
小1・2は硬筆を書きます。
小3以上は半紙/条幅、を書くのですが。
ここでの条幅用紙は「半紙三枚丈」という大きさ。
文字通り半紙3枚をつなげた大きさ。
お正月の書初大会で使う「八つ切り」ではありませんよー。ご注意を。
今回はこの条幅用紙の使い方についておさらい。
書道教室に通っていない人も参加するでしょうからねー。
小3は3文字、3等分。
小3課題は3文字なので、そのままだいたい3等分で書いてもらえればいいです。
鉛筆で線を引いてありますが・・・見えないかな。
小4~6は4等分。ですが。
小4~6は4文字の課題なので、用紙を4等分に・・・といきたいところですがここで注意。
天地をとりましょう。
ということなのです。
どういうことかというと・・・。
まずは、「半紙三枚丈」を折っていきましょう。
まずは半分に。
もう一度折りますが、ちょっと残します。
そしてここを折る。
こんな感じ。
広げると。
ここの、一番上と一番下は「条幅の天地」といい、書かないところになります。
基本的に大人が書く条幅も同じ。天地は空ける。
まあ小学生なので、どうしてもはみ出しそうになったりしますから仕方が無い場合(とてもうまく書けていて、天地まで文字の線が入ってきているが清書にしてしまったり)もありますが、基本的な考え方だと思って下さい。
あとはなるべく大きく字を書く、と。
当教室オリジナル下敷き。
上記で説明したように紙に折り目をつけて書けば、早く作品がまとまるのですがいちいち折るのが面倒!大変!
おうちでお母さんにまとめて折ってもらってもいいですが、天地を残す折り方がイマイチよくわかってらっしゃらないコトもあり・・・。
(いつだったかわずか5㎜くらいの天地をつけているお母様がいましたね・・・汗)
なので当教室では下敷きの購入を勧めております。
当教室では条幅用下敷きを特注しています。わーすごい。
なんと裏表両面印刷!三枚丈と八つ切りがひとつの下敷きで書ける!!(特許出願中(嘘))
ご希望であれば「しょうじ書道教室」の名入れでよろしければ通販しましょうか?メルカリ?他では絶対に売っていません!
誰が買うんだ・・・。とてもニッチ。
特注なので1ロットが100本です。
100本の条幅用下敷き・・・全く減りません。
それでもあと7本くらいしか残っていないので、今年注文するつもりですが。
また100本の下敷きの在庫・・・汗。
条幅を書く子は、ひとりひとつ買えばそれで済みます。
そしてうちの教室に、年間何人新人さんが入ってくるというんだ・・・大汗。
その全員が条幅を書くわけでもないですしね。
それなのにお金かけて特注してオリジナル下敷きを作る。何を酔狂なことやっているんでしょう。商売が下手なのです。はい。
それでも、
席書大会用に「半紙三枚丈用の下敷き」を買って、さらに書初大会用に「八つ切り用の下敷き」を買う。
子どもが条幅書くのに2つも下敷き買うより、両面にすれば便利だし楽だよなーと思って作ったのですよ!
なんて良い教室なんでしょ。自画自賛。
閑話休題。
そして小3の3文字課題の場合はこのように、
枠の外に3等分の目印を。
小3の子が1年経って小4になる。すると、
改めて「4等分+天地」の線を引きます。これで安心。
小3の時に横線にしてしまうと、小4になってから横線が増えて訳が分からなくなってしまいますので。
これはもちろん「八つ切り」でもやります。
3文字課題用は枠外に目印。
4文字課題用は横線。
その年によって、あるいは中学生課題で、5文字課題もあったりしますがあとは4等分の線を目印に書く、と。
八つ切りも半紙三枚丈も、大人の半切も同じ。天地には書かない。
まとめ
席書大会、半紙三枚丈に4文字を書くときには「天地」を取りましょう。
条幅用の大筆で大きく太く書きましょう!
名前も太く、離して書きましょう!
それではみんな頑張ってね!
しょうじ書道教室でした!