ふでれん!

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プレイヤーの数と作品の質は比例する。

プレイヤーの数と作品の質は比例する。

実績&ポートフォリオ

しょうじ書道教室

おはようございます、秋田市のしょうじ書道教室です。

土曜日のお稽古で、

生徒から手紙をもらいました。

授業でやったんだって〜。

先生、カンゲキ〜!ありがとねー。

県展へゴー!

日曜日、アトリオンへ県展を見に行きました。

県展、私も今までは毎年出品していたのですが、

なんと今年は出品せず。

忙しさのあまり、

気付いたのはさきがけ新聞で県展の結果を見てから…。

「え…県展の結果が載ってる…。そうか、県展の出品は終わったのか…(汗)」

という感じ。

うーん。なんだろうこの感じ。

自分が出品もしていないのに県展を見に行くなんて、なんて偉いんだ自分。

書道が…無い!

が、会場に行ってみると。

…あれ!?!?

アトリオンの会場に書道が無い!!

と思ったら別会場でした。書道だけ秋田魁新報の本社。

まあ書道は見なくてもいいか(コラ)。

後日、時間を見つけて行きますって。

書道が隅に追いやられている…。書道担当者はなんの考えもなしに承諾したんだろうなぁ(想像)。

この県展は、洋画、日本画、デザイン、工芸、彫刻、写真、書道。

確かにこの中では書道が一番人気がなさそうではある。

人気も無く、ジャンル的にもお客さんをあまり引っ張ってこれなさそうだし、学生が参加しているわけでもない。

会場を借りるスペースを少なくできれば経費も浮く。

さきがけ新報社としても自社ビルの多目的ホールを多少なりとも使ってほしい。

そこでさきがけ新報社から頼まれればノーとは言えないでしょう(すべて私個人の妄想ね)。

こういう芸術展は、

自身が出品者・制作側の人たちが見に行くほかに、

「見る専門」の人たちも行く。単に好きで鑑賞しにいく人たちがいます。


洋画・工芸などは私も見ていて楽しい。


名の知れた作品もある。

ジャンル的にも“見る専”ファンを引っ張ってこれるところは優遇されるでしょうね。

しかし。

他のジャンルが安泰かというとそうでもなく。

洋画、デザインには学生の作品が増えており。

日本画も、「日本画の画材を使ってさえいれば日本画なのか…?」という作品もある。

2階のデザインの展示などはメインが中学生で。

出品点数を確保するための苦肉の策なのでしょう。

悪いとはいいませんが。

これも少子高齢化ですね。

プレイヤーが少なくなれば質は落ちる。これ自然の摂理。

部員を大勢抱えている部活が強いのです。

学生を引き込むならもっと手前の早い段階だったよなー。

できれば10年前…せめて5年前からでも。

出品料は学生料金で、

入選も学生枠で、

良心的に低年齢層の取り込みに取り組んでいたらもう少し違っていたかも。

まあ、中央書道展も同じでしょうけど。

「公募展の功罪」の“罪”の部分が顕著になった。

発表の場を、

「書道展」に絞ってしまった書道界の落ち度。

ここからブレイクスルーがあればいいんだけど。。。

まとめ。

「低年齢層の取り込み」ってのはどこの業界もやっていることで。

ゲームセンターに幼児向けのカードゲームを開発したり、

子供服を高級ブランド化したり、

子ども向けのタブレットをコンテンツとセットにしたり。

これは常套手段で。それについては賛成ですが。

タイミングがあまりに遅かったというか。

書道展はこれから長くは続かないんじゃないかな、というのが以前からの私の見立て。

「書道界批判ネタ」は私もこのブログで度々言っていますが、この数年は何も変わらず。

書道の中央公募展も衰退の流れかと思うんだけど、まあでもあっちは“実家が太い”からな(笑)。まだ続くかな。

これから先の未来のため、新たな書道の発表の場を模索することは、

いま現在、書道をやっているものの責務かと(私も含めて)。

私も考えてはいますけど、実現するのに20年くらいかかりそうで(何歳までやる気だアンタ)。

まあ、私もやれるだけやってみますけどねー。

若い人たちに期待したいなあ。

若い書家たちは、

自分の思うままに行動すべき。

自分の書道人生を人まかせにしないこと。

というメッセージを送りたい。老婆心。

若い人たちは、書道界特有の固定観念から早く解放されるといい。

令和の書道を、

21世紀の書道を、

手探りして見つけたいですね。

しょうじ書道教室でした!

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