こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
梅雨の季節は半紙や画仙紙も湿気を帯び、墨がしっとりと紙へ吸い込まれていきます。
それを楽しむのもまた書の魅力と言えましょう。
基本は大人も子どもも同じ。
「はい、グルグルやろう!筆立てて〜」
「筆先でやってごらん」
「握るんじゃないよ、つまむんだよー」
「もう少し筆を立ててー」
と、毎日声をかけております。
小学生も大人の方も、基本は同じ。
手の力も抜けてきた。筆も立てている。となると、理想型まではあと少し。
最後のひと押しは、
「上から少し押さえるよー!ほんの少し。じわっと紙を押さえながらー」
と、ここなのです。むしろここからが本番か。
紙を上から押さえるように。
筆先で紙を上から押さえる。
・上から優しく押さえる
・じわっと押さえる
・筆先がクニャッとなる
・圧を加える
言い方をいろいろ変えて伝えます。
繰り返しますが、大人の方も子どもも一緒です。
「筆圧」と表現したりもしますね。
これがなかなか伝えづらく…。
まとめ。
習字・書道は、
【文字の形】✕【良い線】
です。
文字の形は練習してれば自ずとつかめる。
問題は良い線の出し方。先人は
「切れば血のにじむような線」
とも言いました。
紙を押さえる力、“筆圧”は古来より伝え難く…。
・強ければ良い、というわけでもなく。
・どれも真上から押さえる、というわけでもない。
筆を動かしつつ、筆圧を感じとり、その場その場で最適化して、
良い線が出る。
みなさんも手をゆるりとさせて、紙を押さえる感覚に全神経を尖らせて。
良い書を書けるよう精進しましょう。
あれ?!久しぶりにまともなことをつぶやいたね!
しょうじ書道教室でした!