こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
字が汚い子どもは頭がいいの?
字がキレイなのと、字が汚いのと、
どちらがいいかと聞かれたらそりゃあキレイに越したことはないけどね。という話を聞きます。
それと同時に、字が汚い子どもは頭がいい、だから少しくらい字が汚くてもいいのよ。という話も同じくらい聞かれます。
でもそれって本当のこと?
字が汚い子どもは頭がいいのではなく、
頭が良い子どものなかに字が汚い子がいる、というのが本来の話。
ここをちゃんと押さえておかないと「字が汚くても大丈夫」みたいな話になってしまいます。
クイズ番組を見て気付いた。
それはテレビでクイズ番組を見ていたとき。
クイズ番組では“東大卒”やら“京大卒”やら出演者たちはみんな高学歴。
その高学歴出演者たちがフリップに次々と回答していきます。
私はそこでふと気付きました。
「あ…字がきれい。」
高学歴出演者たちが書くも文字は、とても読みやすくキレイ。
この出演者たちの中にも字が汚い人もいるんだろう。それでもテレビ越しに見る文字は読みやすい。
なるほど。
おそらく、本当に頭の良い人はTPOに応じて文字をちゃんとキレイに書き分けられる。
テレビは日本全国ひろく放送されるので当然見やすい文字で書いている。
考えてもみてください。
そもそも字が汚い子どもが、字が汚いままテストで良い点数を取れてこれたでしょうか?
頭の良い子どもは、テストのときに(読める文字を書かないと得点できないよなー…)と分かっていることでしょう。
ちゃんと分かって文字を書いている。状況に応じて書き分けている。それが頭の良い子ども。
子どもたちをたくさん見てきたけども。
IQが高い人というのは全体の2%と言われています。100人いたら2人。全体の2%の中で、さらに子どもに限ればもっと少ないことでしょう。
安心してくださいほとんどのお子さんは天才ではありませんコラ世界中のお母さんに怒られるわ。
確かに天才的な子どもは文字が汚いことがあります。これは頭の回転が早く、手が追いつかないためと言われています。
字が汚い子どもは頭が良い悪いではなく、“せっかち”なのです。
何ごとも「いそぎすぎる・せっかち」、これはなおしておきたい習慣です。
書道・習字では、
1画目をしっかり書く、それから2画目を書く。
3画目はアレに気をつけて、4画目をくっつける…。
文字を書く、すいとり紙で押さえる、小筆をとる、名前を書く、書き終わったら紙ばさみに入れる。
せっかちを抑えてひとつひとつ物事を進めていく。そんな良い習慣を身につけるのに、習字・書道は向いていますね!(笑)。
まとめ。
せっかちな子どもは今までたくさん見てきましたが、
やはり男の子に多い。
でもせっかちな元気男子は、豪快で良い字を書きますよ!(笑)
子どもらしいとても良い字を書きます。
せっかちなのは悪いことではありません。
(頭の良い悪いじゃなく)頭の回転が早く、次々とやりたいことが思い浮かぶ。“やらなきゃ!”の責任感もあることでしょう。
でもせっかちには何かと弊害もある。それを抑える技術は必要ですね。
というわけで、せっかちで字が汚い子どもは習字をやるのがいいですよ、という私なりの結論(笑)。
そろそろ春休み、次の学年が待っています。
習い事に習字をどうぞ!
しょうじ書道教室でした!