小さい教室 その3の続き。
やっぱり、難しい?!
「よし!習字の先生になれるように頑張ろう!」
「私、向いてるかも!ちょっとチャレンジしよう!」
と思って頂けるとありがたいです。
うちの教室でも、そういうやる気のある方・志のある方のサポートは全面的に協力しています。
過去にも、
「将来、教室を持ちたいのですが・・・」
「子供に教えるくらいまでになりたいのですが・・・」
と、習いに来る方もおりました。
(今現在も習っている方もおります)
しかし、途中で辞めていったり、まだ続けている方でもいつの間にか
「教えたいんですけど、近所の方にご迷惑が・・・」
「仕事が忙しくて・・・」
「近所に他の先生がいらっしゃいますし・・・」
という感じで、あきらめてしまう人が後を絶ちません。
(あきらめてしまった方は、今は普通に一般的な書道を習っています)
この時代、「町の習字の先生」になるということが、本当にハードルが高いんだなー、と感じます。
ハードル?
いったい何がハードルなのでしょうか?
何が問題なのか?
“やる気のある人”が、「町の習字の先生」になるまでのハードルにはどのようなものがあるのでしょうか?
1.近くに他の習字の先生がいる
2.仕事やその他の用事が忙しい
3.自宅を汚したくないし、教える場所がない
4.子供を集めると、近所の人に迷惑がかかる
5.勉強の仕方がわからない
こんなところでしょうか。
解決できる問題もありますし、解決が難しい問題もありそうですね。
問題1.近くに他の習字の先生がいる
それでは問題を考えてみましょう。
近所に他の先生がいるんですよー、という場合。
確かに気をつかいます。第一近所ですし。
近所と言うことは、同じ町内かもしれません。
同じ町内であれば、町内会や普段の生活で顔を合わせます。
なにか張り合っているようで、波風立てたくないですよね。
どうしましょうか・・・?
問題1.を解決!
それでは解決策を考えてみましょう。
私が思うのは、
あまり気にしない
ということです。
ゼロから書写の勉強をするとして、あなたが小学生に教えられるだけの手本を書く技術・人に教える技術が身に付くには、早くても2~3年はかかると思います。
その2~3年の間に近所の状況も変わっているかもしれません。
本気で習字の先生になろうとして書写の勉強をしていると、風の噂で聞きつけたどこかのお母さんが、「うちの近所で教えてよ!」となるかもしれません。
近所の先生が高齢で、教室を閉めるかもしれません。
(これは、最近多いです)
他に教える場所が見つかるかもしれないのです。
将来のことは誰にも分からないのです。
だからあまり気にせず、書写の勉強を進めておきましょう。
問題2.仕事やその他の用事が忙しい
仕事や他の用事で忙しい!という問題。
確かにこれは大きい問題ですね。
自分もこう言って後回しにすることはたくさんあります。
仕事以外にも、病気や介護、子育て、家庭の事情・・・。
まだその時期じゃないのかもしれません。
問題2.を解決!
この問題は、正直、個人差がありすぎて「これで解決!」と無責任には言えませんね。
時期を見てまた今度・・・、ということになりそうです。
焦らずいきましょう。
しかし、こういう話もあります。
「忙しい人ほどいい仕事をする」
ということです。
あの人、忙しそうだなーという人って仕事ができる人だったりします。
時間の使い方がうまかったり、器用だったり。
忙しい人ほど多様な趣味を持っている。
忙しい人ほど休日に家にいない。
忙しい人ほど特技が多い。
「どこにそんな時間があるんだ?!」
という感じの人、周りにいませんか?
工夫がよくできている人は、同じ時間でも多くのことができますよね。
無駄な時間を過ごさない、テレビを減らす、スマホを減らす・・・。
夜は早く寝て、早朝1時間を自分の趣味の時間に充てて楽しむ方もいますよね。
空いた時間で何かしようかな?という感じで書写の勉強を進められないでしょうか?
空いた30分で、筆を持つ・・・ 難しいかな。
空いた30分で、ペンを持つ・・・
空いた30分で、書写字典を引く・・・
いかがでしょうか?
小さなことからコツコツと。