こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
ある日のお稽古で、
2年生の男の子がポツリと言いました。
『もっと足が長いほうがいいかなあ…』
小学3年生くらいから意識が変わってくる。
もちろんこれは習字を書いている最中で(花火と書いていた)、
自分の書いた文字を見直し、
お手本と見比べて、
出てきた言葉です。
いつだったか教育系のテレビ番組でどちらかの専門家さんが言っていましたが、
『幼稚園くらいの子どもはどんなことでも“できる”ということがうれしい。
そしてそれは小学2年生くらいまで続くと。
小学2年生くらいまで、
“できたか・できないか”を子どもは重要視する。
これが小学3年生くらいから変わってくる、
“うまくできたのか・うまくできなかったのか”に、
シフトしてくる』
ということなのです。
小学3年生がターニングポイント。
小学生2年生くらいまでは、“できた・できない”が重要で、
小学3年生くらいから、“うまくできたか・できなかったか”が重要になってくると。
これも面白いですね。
確かに習字に来ている子どもたちを見ていると、
小学1年2年生は、ただ間違えずに書けていれば満足そう。
もちろん中には少数ですが、
「お手本と同じにならないよ〜」
と悩んでいる、成長してきた小2もいます。
冒頭の話の小学2年生も、少しずつ成長してきたのでしょうね。
だんだんとお手本と同じように書けていない自分に気づき始めたのでしょう。
“うまくできたか・できなかったか”
にシフトしてくる。
ただ単に“できた”から、
“どんなふうにできたか”に変化する。
これはとても興味深いなと思います。
小学校でも小学3年生から毛筆に。
これも成長スピードに合わせてなのでしょうか、
ちょうど小学校3年生からが毛筆です。
ただ書ける、から
どう書くか、にシフトしていく。
毛筆を始めるのに、「どう書けたか」というのが分かってくる小学3年生がちょうどいい時期なのかもしれませんね。
教えるタイミングってホント大事ですね。
しかも個人差がある。
“どう書けたのか”
にシフトしてくるのが、
小学2年生で早くもそこに気づく子もいれば、
小学3年生の後半にそこに気づく子もいるのでしょうね。
低学年から(早いうちから)習字を始めると“どう書けたのか”という意識が早めについて、
より良い文字が覚えられるのかもしれません。
子どもってスゴいな!
しょうじ書道教室でした!