ふでれん!

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教室指定の“紙・墨・筆”を使うことの是非。

教室指定の“紙・墨・筆”を使うことの是非。

実績&ポートフォリオ

しょうじ書道教室

おはようございます、秋田市のしょうじ書道教室です。

朝の散歩のときはひんやり小雨でしたが、

暑くなってきましたねー。

教室で指定される道具。

どこの書道教室でもだいたい同じでしょうか?

うちの場合は、

「この紙墨筆を」

という指定をさせてもらっています。

なるべく教室指定のものを使ってね、と。

教室の方針によっては「自由」というところもあるでしょうね。

子どもの習字の場合、

保護者の方々が商品を選ぶと思いますが、

・より安いものを

と選ぶ方もいれば、

・より品質の良いものを

と選ぶかたもいます。

紙墨筆の品質について、私もそこまでこだわりがあるわけではありませんが、

最低限でも「この程度の」紙墨筆じゃないとなあ・・・という感覚はあります。

そもそも(言い方が悪いですが)素人さんに道具の善し悪しは分からないでしょうし・・・。

仕方の無いことですが、お店の棚に置いてあるものを見て、

「これは良い」
「これはダメ」

なんてことは私だって分からない。使ってみるまで分からない。

仮に保護者の方が使ってみて「これは良いわ」というものであれば、まあ一応の納得は・・・(汗)。

これが大事なポイント。

まあそんなことよりも重要な大事なことがあります。

人への指導というのは、

・悪い原因を取り除き
・正しい方法を伝える

というシンプルにして明快なものです。

dav


ここで、

みなさんそれぞれが銘々に選んできた種々雑多な道具で書かれた書作品があり、

それらの文字を見て、「悪い原因を取り除こう」と思ったとき、

その原因が「書き方」のみならず、

・紙のせい
・墨のせい
・筆のせい

ということがあり得るんですよ。

そうなると原因がまず“どこにあるのか?”を特定しないといけない。

機械の故障や人の病気と同じで、

だいたいの目星はつけるものの、

「これは問題ない」
「ここも問題ない」
「ここも大丈夫だ」

とひとつひとつつぶしていく。

これは大変な作業量です。

もしここで、

「紙、墨、筆は全員同じ」

という前提の書作品が並んでいれば、

あとは

・書き方、姿勢
・筆の動かし方
・手本の見方

しか考えられないわけで、指導・添削もスムーズなわけです。

これが案外知られていない。

dav


「安いから」という理由でインクのような墨を使われても困ってしまうし、

「こっちのほうがより良さそうだ」という理由で高級な紙墨筆を使われても困ってしまう。

まとめ。

うちの教室で指定している紙墨筆たちは、高くも安くもない中程度の品質ですので、

安心して使って頂けるとありがたいです。

dav

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昨日も25人ほど入れ替わり立ち替わり、席書会の練習をしていきました。

筆の持ち方、動かし方、手本の見方、などなど、

紙墨筆を同一条件にしても、技術を自分のものにするのは繰り返し練習が必要です。

何度も何度も反復練習するのはスポーツも勉強も同じですね。

合理的に、効率的に、集中的に練習しましょう。

しょうじ書道教室でした!

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Dr.STONE!!

おあとがよろしいようで・・・。

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