こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
今日も頑張りました!おつかれ!
鉛筆も毛筆も、持ち方指導していたら行列になってしまった。
そうはいっても時々はやらないとなあ。
先週のお仕事。
先々週、同級生から依頼が来た。
木の札に、毛筆で名前を書くというもの。
ふーむ。
ちょっと試し書き。
にじむ。
こういうときは「木書用」の墨を使うのが定番だけど、これを使ってもにじむ。ふむふむ。
普段使っている濃いめの墨液でもやってみたけど、やはりにじむ。
それじゃあ、ということで固形墨を濃いめに磨る。それでもにじんでしまうんだ。
固形墨も、木に書く専用墨でもにじんでしまう。さてどうしたものか。
こういうのは木の種類や表面の処理具合でかなりにじみ方が変わってきます。ならば。
「砥の粉」。粘土質の微細な粉。これで木の表面を“目止め”します。
水に溶いて塗る。
二度ほど重ね塗りをすると間違いないです。
ピタッとな。書けました。固形墨を濃いめに磨ったもので書きました。
完成品は先週納入。
まとめ。
「準備が八割」とはよくいったもので。
「書ける」のは当たり前で、
事前の準備をどこまでやるかで仕上がりが違うというお仕事でした。
右の札は前任者のもので、文字の大きさを合わせるために借りました。砥の粉を塗る前に木の表面はサンドペーパー#800で仕上げています。
ということで『木に書くお仕事』も承りまーす(笑)。予備の木材をご用意くださいね。一発仕上げとまではいきませんので(笑)。
しょうじ書道教室でした!
硯を手入れするときの泥砥石と、砥の粉って似てるなーと思いました。
材質同じなのかな??