さて、前回は2-5.墨をつける・そろえるでした。
しっかり筆に墨をつけて、筆の根元まで充分に墨がなじんでいるでしょうか?
きれいに筆先を揃えておいてくださいね。
では書きだす前にエクササイズでやった「筆の持ち方」のことを思い出しながら筆の準備運動をしていきますよ!
下敷きの上に半紙を置いてください。
下敷きの中心線と自分のおへそを合わせると、ポジションはばっちりです。
思い出してください、
- 指先でつまむように筆を持つ
- 肩、肘、上がっていませんね?
- 力を抜いて、腕全体を動かすように
いい感じで持てていますか?まだちょっと自信の無い方は2-3.持ち方で復習してくださいね。
丸を書く
まずは丸をひとつ、半紙いっぱいに大きく書いてみましょう。
まん丸じゃなくてもいいので、力を抜いて。
心の中で3つ数えるくらいのスピードで。
次は今書いた丸の内側にまた丸を。
もうひとつ。またもうひとつ。
はい、何個書けたでしょうか?
うずまきで
今度はうずまきを書きましょう。
外側から内側へ、ぐるぐるぐる・・・
はい、何重になったでしょうか?
もちろんこれはただの準備運動なので、何個書けたら合格!とかではありません。
何回か書いてみると、だんだんとスムーズに動いてきます。
2~3枚書いてみて下さい。
力むとうまくいきませんよー。
新しい筆は
新しい筆を下ろした日、その日は必ずかすれます。
普通に書いていても、ある程度墨を含ませて書いてもかすれてしまいます。
これは仕方の無いことなので気にしないようにしましょう。
一度使って、きちんと洗えば次に使うときはかすれずに書けます。ご安心ください。
そして、新しい筆は毛が何本か抜けてきます。
これも新品の筆を下ろしたときは必ずあることなのでご安心を。
こういう毛は自然と抜けてきます。これは取ってしまってかまいません。抵抗なくすーっと抜けるはずです。
ただし、抜くときにすーっと抜けてこない毛、引っ張っても抜けない毛は抜いてはいけません。
あとは筆先ではなく、穂の途中からぴょこんと飛び出てた毛、こういう毛は抜かないでください。
もし毛が穂の途中から飛び出てしまったら、そのままにして触らないようにしましょう。
洗うと自然と治る場合もありますが、そのまま使っていた方が無難です。
筆の毛は極力いじらないようにしましょう。
ここまでできたら、次回はいよいよ線を書きます!たくさん失敗すると上手になりますよー。 3.書こう!メニュー