![2-5.墨をつける・そろえる](https://huderen.com/wp-content/uploads/2014/03/2-5sosogu.jpg)
前回は持ち方エクササイズでした。
3種類用意しましたがすべてやっていただけたでしょうか?
書きやすい筆の持ちかたを身につけると、習字はうんと楽しくなりますよ!
2-4.エクササイズまだやってない方はぜひやってみてください。
さて、いよいよ筆に墨をつけます。
このサイトでは根元までしっかりと墨を含ませます。
すずりに墨液を入れましょう
ここでようやくすずりに墨液を入れます。
すずりは裏面の固形墨用を使います。(1-5.すずり)
![近づけてゆっくり注ぎます](https://huderen.com/wp-content/uploads/2014/03/2-5sosogu.jpg)
近づけてゆっくり注ぎます
ふたを外し、墨液の注ぎ口をすずりの“海(うみ・墨を貯めるところ)”に近づけてそーっと入れていきます。
急須のお茶のように高いところから注がないでください。
![だいたい3分の1くらい](https://huderen.com/wp-content/uploads/2014/03/2-5sannbunnnoichi.jpg)
だいたい3分の1くらい
墨の量は海の深さの三分の一くらいでいいでしょう。
![ゆっくりと浸けていきます](https://huderen.com/wp-content/uploads/2014/03/2-5tukeru.jpg)
ゆっくりと浸けていきます
墨液の入った海に、静かに筆の毛を浸けていきます。
根元まで墨が付いても、まだ毛の中までは墨が浸透していません。
![根元まで墨を付けます](https://huderen.com/wp-content/uploads/2014/03/2-5nemoto.jpg)
根元まで墨を付けます
”陸(おか・筆をならすところ)”で何度か筆をならします。
![陸で何度かなじませましょう](https://huderen.com/wp-content/uploads/2014/03/2-5najimaseru.jpg)
陸で何度かなじませましょう
もう一度墨につけ陸で筆をならせば根元の毛の中心まで墨が浸透しているでしょう。
この後も書き始めの時は、まずしっかり根元まで墨を含ませて練習しましょう。
根元まで墨を付けずに書いていると早く根元がふくらんできます。
「根元に墨をつけないんだから、根元もふくらまないんじゃないの?」と思われるかもしれません。
私もそう思っていた時期がありました。しかし経験上、根元まで墨をつけずに書いた筆は根元が早くふくらみ、根元までしっかり墨をつけて書いている筆は(しっかり洗っていれば)根元はふくらみません。
イメージとは逆なのです。
根元まで墨をつけ、根元までしっかり洗い、筆はいつも書きやすい状態にしておきましょう。
道具のお手入れは上達の近道です。
筆のそろえ方
![奥から手前、同じ方向に](https://huderen.com/wp-content/uploads/2014/03/2-5soroeru.gif)
奥から手前、同じ方向に
筆の毛先はたて方向に、奥→手前、奥→手前、奥→手前と一定の方向を守りそろえましょう。
↓横に動かしたり、回したりしてはいけません。↓
![【ダメ】横に動かす](https://huderen.com/wp-content/uploads/2014/03/2-5yokoni.gif)
【ダメ】横に動かす
![【ダメ】かき回す](https://huderen.com/wp-content/uploads/2014/03/2-5kaiten.gif)
【ダメ】かき回す
↑やってはいけませんよー。↑
筆の毛はデリケートです。
横に動かしたり回したりすると毛が絡まってしまいます。
たて方向、奥→手前、を守って下さい。
そして、形を整えましょう。
![削った鉛筆のように、筆先をきれいにそろえる](https://huderen.com/wp-content/uploads/2014/03/2-5soroeta.jpg)
削った鉛筆のように、筆先をきれいにそろえる
鉛筆を削ったような、きれいな形にそろえましょう。
次回はいよいよ紙に書いていきます。
大丈夫大丈夫、まだまだウォーミングアップ。習うより慣れろ、です。
2-6.準備運動 ○を書いたりして遊びますよー。