前回は 極太マジックエクササイズをご紹介しました。
太いマジックは意外と持ちやすかったのではないでしょうか?
エクササイズ①、②ときて、筆を持つ感覚がだいぶ掴めてきましたね。あと少しです。それを忘れないうちに筆を持ってみましょう。
まだ墨は付けませんよー。
筆の準備はいいですか?
さて、筆を準備してください。
その筆は新品ですか?
それとも前に使ってある筆ですか?
新品なら
新品なら、筆の毛がのりで固めてあると思うので少しずつゆっくりとほぐしていきましょう。
ほぐし方は先の方から、あまり力を入れずに少しずつ揉んで柔らかくしていってください。
このサイトでは根元まで全部さばきます。
のりの固さがまちまちなので、あまり力を入れてほぐすと他の部分が割れたり折れたりすることもあります。注意して全てほぐしましょう。
このように根元まで全てほぐします。
前に使っている筆なら
前に使っている筆なら、ちゃんとしっかり洗ってあるでしょうか?
このサイトでは、筆は全てさばき柔らかい状態で練習していきます。
もし根元が固くなっているのなら使わないでください。
新しい筆を1-2.筆を参考に準備してください。
3つめのエクササイズ
さて墨の付いていない状態の筆を指先で軽く持ってみましょう。
ビー玉エクササイズでは指先で扱う感覚を、
極太マジックエクササイズでは腕全体を使う感覚を、
多少はわかっていただけたのではないかな、と思います。
バネの力でボヨンボヨン
指先でつまんで筆を持ち、下敷きの上に筆の毛をくっつけてみましょう。
少し押さえてみたり、力を抜いたりしてみてください。
いかがですか?
筆が上下に動きますよね?弾力を感じながらボヨンボヨンと動かしてみてください。
このバネの力はけっこう強いと思いませんか?
(筆の持ち方には常に気をつけて、指に力が入っていると感覚が伝わってきません)
毛先から根元まで
今度は、始めに毛先をそーっと付け、そこからだんだん押さえていき根元で止まるまで押さえていってください。
根元までくっつきましたか?
根元までくっついた時、筆先の毛はどうなっていますか?
浮いていませんか?
これが力の入れすぎ、押さえすぎなのです。
筆先の毛が浮いてしまうほど押さえるのは、力の入れすぎです。
こうならないよう練習して、力加減を覚えておきましょう。
エアー習字!
そして、極太マジックエクササイズでもやったように下敷きの上を動かしてみましょう。
ぐるぐると円を描くように。罫線に沿って横やたてに大きく線を書くように。
(※手首は曲がっていませんよね?筆をもつと、とたんに手首が曲がる人もいます・・・。手首は曲げません動かしません。手首でこねくり回さないんですよ!)
いかがでしょうか?肩や腕、上がっていませんか?指に力は入っていませんか?
手や指、手首は動かさず、腕全体を大きく大きく動かしましょう。
力は抜いて、ロボットアームみたいな感じでやってみてくださいね。
まとめ
- 筆の毛の弾力でボヨンボヨン
- 毛先から根元までじわーっと押さえる
- エアー習字!
これでエクササイズは全て終了です。
書いているときも、感覚がわからなくなったときにはエクササイズのコーナーに戻ってきてくださいね。
一生懸命、マジメに練習する人ほど力が入りすぎます。そんなに頑張らないで。力まず、リラックスして、遊ぶ感覚でやってみてください。
次回はいよいよ墨液を使って練習していきます。 2-5.墨をつける・そろえる
筆に墨をつける、といっても少し気を付けて欲しいところがあります。そして筆の毛のそろえ方。
このサイトは初心者向けサイトなので、細かいところまで説明したいと思います。