こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
席書大会、小1・小2の子どもたちは硬筆の課題を練習しています。
添削していると「やっぱり“ひらがな”って大事だなー」と思います。
年長さんのひらがな。
書道教室に通ってきている子に、
下の子(弟や妹)がいたりすると、
送り迎えのときにくっついてきて保護者の方とお話する機会がありますが。
年長さんのひらがなの書き方の相談を受けたりします。
「年長さんはこのくらいでしょうかね?ちょっとは練習しないとダメでしょうか?」
と少しご心配のご様子。
基本的には、ほぼほぼ大丈夫。
うちの教室でも過去に数人、
“かなり心配な”
書き方をしている子どもを5〜6年間見守りましたが。
まあ、
大丈夫ですね。
保護者のみなさまご心配なく。
小1・小2の頃には
・当該学年の漢字はあやしいし
・ひらがなもまだまだあやしい
・ひらがなの書き順もあやしい
という子どもも、
6年生にもなるとしっかりと
ひらがなはもちろん、
漢字も読めるし書けるし、
習った漢字はほとんど覚えている。
普通の感じに。
それを見たときは
良かったなー成長したなーとちょっとウルッとしました。
これも習字のおかげだと思いたい(笑)。
いや、本人の頑張りが一番でしょうけど。
子どもあるある。
年中〜小3くらいまでの子どもって宇宙人。
何か別の世界のお客さんなんですよね。
個人差も大きいし。
だから本当は書けるし分かってるんだけど、
「書けない」みたいな状態がチラホラ見える。
あわてる子ども。
「さあ書こう」となるとあわてる子どももいます。
そうは見えなくてもあわてています。
「火」の書き順は分かっているのに、
“人”から書いてしまったり。
頭から一生懸命、命令を出しているのに自分の指が動かないみたい。
話が頭に入っていかない。
私が「次は○○しようねー」と声をかける。
でも、子どもは「…」。
何か他の考え事をしているようです(笑)。
しばらくポーっとして。
「ん?」って。
もう一度「次は○○しよう」って言うと。
「はーい」
とスラスラ。
今、何考えてたの?(笑)。
まとめ。
学校のように集団で一斉に同じことをやっていると、
その流れで全員が同じようにできていると思われがちですけど、
ひとりひとりを見ているとかなりバラツキがあるんじゃないかなーと思っています。
学年が上がるにつれバラツキも小さくなり。
卒業するころにはごく普通の状態に。
あまり無責任なことは言えませんが、
低学年の子で、普通に毎日小学校に通えているのなら、
いま現在多少、文字の書き方が不安定でも、
数年かけて徐々に落ち着いてくると思われます。
鉛筆にまだまだ慣れていないのなら(年齢問わず)ひらがな練習に一生懸命になるよりも、
・点つなぎ
・迷路
などでいっぱい遊ぶほうが効果があります。
いま当教室では席書大会の練習をしています。
小1・小2は硬筆の課題。
このくらいの年齢だと、上にあげた通りまだまだ宇宙からのお客さん状態なので、
当然「お手本を見て書く」なんてうまくできなくて、
お手本を見たり見なかったり、何か別の事を考えていたり…
いろいろなことがその身に起きていながら書いているので、
ひとまず気長に練習すればいいのではないかな?と。
気長に、
少しづつ、
気楽に、
やっていくのがいいと思いますよ!
しょうじ書道教室でした!