こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
私個人の展覧会出品用作品制作も締め切りを迎えました。
今年の読売展。
今年は熱海の錬成会にも出れず、
なかなか枚数がこなせませんでした。
上達には枚数を多く書くしかないのは事実ですが、
ただ漫然と書くのでは効果は薄く頭も使って「次のレベル」を目指さねばなりません。
今年は枚数が書けなかった分、頭を使って書いたつもり…ですが、どうなることやら(汗)。
とりあえずひと区切りです。
選別作業。
締め切りがきたら選別です。
ひと作品4枚提出、5枚提出、など、
その団体によって決まっていることでしょう。
私は今年、読売展作品と、
もうひと種類作品を書いていました。
こちらは公募展ではありません。
書いた枚数を数えてみると、読売展用作品は47枚書いていました。
約1反…。
枚数公開って恥ずかしいな…。
書く人は2反も3反も書くからね。なおさら恥ずかしい。
さて。どれにしようか迷う。
ここはなかなか時間がかかる。
どれも甲乙つけがたい(どれも似たりよったりとも言う(笑))。
選別が終わったら、清書に印を押していきます。
押印の準備。
印を押す前に下準備がありますよ。
いきなり印は押しませーん。
取り出したるはガラス板と、
猪の牙。
猪牙(ちょき)とも言います。チョキチョキ。
この猪牙で、紙の表面、印を押す周辺をなでつけます。
押す印の面積の2倍〜3倍くらいの範囲。
裏と表の両面をなでつけますよ。
こうすることで紙の表面が整い印がきれいに移ります。
金泥・銀泥の作品をこの猪牙で上からなでると金銀の色が一層輝くんだとか。
私の場合、手持ちの印が数種類あるので、
落款の大きさなどを見て、どの印を押すか決めていきます。
上の写真は、印影を切り取った紙を並べています。まだ押していません。
どれにしようかなー。
小さめの印のほうが上品で無難です。
これかなー。
とかいいながら、清書に押していきます。
公募展ではないほうの作品には「引首印」を押してみました。
作品の右肩に押す印です。
自分の名前の下に押す印は、
本名の印や、雅号印ですが、
「引首印」には
熟語のような意味のある数文字の言葉が入ります。
こんな感じで清書全てに印を押します。
まとめ。
この他にも「出品票」なる書類を書かないといけなかったりで、
締め切りギリギリまで書いているわけにもいかないのでした。
最後までこなせなかった「公募展ではないほう」の作品。
左下、姓名印・雅号印をやや離し気味に押し、
右肩に引首印を押してごまかしました。
このように印を多く持っているとごまかしも効きます(本文で勝負しろ)。
なので印も次々と欲しくなるんですよね〜。
押しゃあいいってもんでもありませんがね(笑)。
みなさんそれぞれの楽しみ方で!!
書道面白いですよ!
しょうじ書道教室でした!