ふでれん!

Read Article

左利きのあの子。

左利きのあの子。

このサイトについて

しょうじ書道教室

こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。

当教室には左利きの子も珍しくありません。

硬筆は左で書いて。

左利きの子の練習となると、

硬筆(鉛筆)は利き手である左で書いてもらいます。

これはとある左利きの男の子。

新小3です。

左利きの特徴として、

・縦線が曲がりやすい

・左払いが苦手

・ひらがなが苦手(時計回りに動かしにくい)

などがあります。

左ききの場合、その構造上(?)

左手で押し出すように書くことになるので、

「おれ」や「払い」がなかなかうまく書けないのです。

漢字は右で書くようにできている。

漢字って、

右利きの人間が作って、

右利きの人間が書きやすいように

作られています。

ですので左利きではどうしても無理が出る部分もある。

硬筆に利き手は関係ない。

硬筆の場合ですが、

左利きでもお手本を見ながら書けばちゃんと整ってきます。

なんと言っても利き手で書きますからね。

器用な左ききの子だと、そりゃもう手をうまく使ってお手本そっくりに硬筆を書きますよ〜。

右利きの私から見ると「どうやって書いてんの??」と驚くほど。

毛筆は右手で書いて。

そして毛筆となると利き手ではない右で書いてもらいます。

これも先程と同じ新小3の男の子。

左利きは、

毛筆はさぞや苦労するかと思いきや、

かえって余計な力が入らないため案外普通に書けたりします。

思いのほか書ける。

実は右利きの子の方が

ヘタに右手の力が入るために書き方に変なクセが付いたりします。

起筆が弱いのは、利き手は関係ないですね。これはちゃんと指導で言います。

上の子の添削後です。

小3でも起筆を「必ず斜めに止めるよ!」と言っても、

(1枚の中で)半分くらいは止め忘れたりしますね。

10個のうち5個とか。

「このお手本には“斜めに止める(起筆)”が10個あるよー!

○○くんは何個止められるかなー?」

とゲーム感覚でやってみたり。

高学年は高学年で、

文字の画数が増えるため起筆がちゃんと止められているのは8〜9割くらいでしょうかね。

どこかひとつふたつは止め忘れ。

これは利き手は関係ないですね。

誰もがやりがち。

もっと難しい課題でも、練習すれば左利きが右手で書けるようになります。

左利きは毛筆の「名前書き」が1番苦労するのかも。

これも慣れ。練習あるのみ。

左利きが見事、名前も小筆で書けるようになったあかつきには、

“両利きのスキル”を身につけることでしょう。

左利きが右で文字を書ければかなり右手が使えるようになっていることでしょう。

器用さがさらにアップ!

まとめ。

ということで、

左利きでも練習次第で

毛筆を、普通に右手で書けるようになっていきます。

時間はかかりますけどね。

文字がしっかり書けるか書けないかということに利き手はあまり関係ないようです。

しかし、左利きの子どもは、

横線を押し出すようにを書くしかないわけで、

(線は基本的に“引く”ものなので)

線がなかなか安定しないのも事実。

書道教室などでしっかり練習を重ねるほうが、文字は良い形になります。

何事も練習あるのみ。

↓この写真の子も左利き。

指先を使って感覚を磨きましょう!

しょうじ書道教室でした!

Return Top