こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
朝夕がひんやり。
しっかり着込んで散歩すると気持ちがいいねー。
年間に書く手本の枚数。
さて。
ワタクシ毎月の硬筆課題のお手本を愛用の万年筆で書いていますが。
一体どのくらいの枚数の硬筆手本を書いているのかなーとふと思いました。
毎月の課題、12か月分。
はい計算。
小1~小6・中学生(学年共通)で毎月7種類。
これを手書きしてコピー。
コピーに子どもたちの名前全員分を直筆で書いていきます。
3カ所の書道教室の生徒たち全員分75枚とか85枚とか90枚とか?(生徒の人数が丸わかりや!(驚))。
この中には幽霊部員みたいな子たちの分も入るので実質の人数はちょっと違いますが(ごまかし)。もう少し多いのかも。
80枚っていっても3カ所の合計ですから、ひとつの教室あたり平均26枚(そんなに多くないじゃん)。
12か月毎月なので、かける12ですね。当たり前。
年に2回の昇段試験。
課題の他に、年に2回の硬筆昇段試験。
昇段試験には名前は書いていません。
これは「試験」なのでお手本には名前はおろかヒントっぽいものも書き入れていません。
コピー元となる最初の1枚はもちろん手書き。
小3~中学の5種類。
小1小2もありますが、対象となる子がいないので書いていません。
6月の席書大会、小1・小2。
あとは6月の小学校の席書会・低学年小1小2は硬筆課題。
原本は昔自分で書いたもの。
2017年席書大会、小1課題解説!
サイト上には私が昔書いたものをPDFにしてあげてあります。
これをプリントアウトして人数分名前を書く。
気になる枚数は・・・?
まあ年がら年中いろいろと書いているわけです。
硬筆手本を年間何枚書いているのかなーとざっくり計算。
課題手本が、80枚×12か月=960枚!
昇段試験が、5枚(5種類)×2回=10枚。
席書会が、15枚くらいかなー。
ここまでを合計すると985枚。
実際には説明しながら書いたり、個人個人にひらがな特訓させたりで、
年間1000枚は書いているようです。
じゃあ毛筆手本はどのくらいなの?
硬筆だけの話しにしようかなーと思いましたがせっかくなので毛筆も。
毛筆手本は半紙&条幅なのでさらに多くなりそう。
・毎月の半紙課題・全員分、80枚×12か月=960枚。
・1月書初め条幅(八つ切り)・希望者分、約50枚。
・席書大会の半紙・全員分、65枚。
・席書大会条幅(半紙三枚丈)・希望者分、約20枚。
・昇段試験手本・対象者全員、65枚×2回=130枚。
・さきがけ展・全員分、80枚。
ここまでの合計、1305枚。
このほかにもこまごまとしたもの・大人の生徒さんへの手本も書いていますよー。
2年に1回の社中展の年だと、社中展用作品の手本が増えます。
毛筆の手本は年間1300枚は軽く超えますねー。
毛筆硬筆あわせて2300枚!なかなか書いています。
これからは、
『年間2000枚以上お手本を書いている習字の先生』
で売り出していこうと思います(笑)。
愛用の万年筆。
というわけで、年間1000枚の硬筆お手本書きを支える私の愛用の品たち。
手本書きで使うペンは万年筆です。
私は2本の万年筆をメインで使っています。
もしこちらの記事をご覧になった方が買うことを考えているなら、
高いものでなくても十分ですが、
それでも1000円のものよりは少しは高いものをお勧めしておきます。
パイロット、カスタム74。
先ほどの動画にいいねをつけてくださった皆さま、申し訳ありません。 動画の冒頭部分がカットされていなかったので、削除後再アップしようとしたら、同じ動画を投稿できなくなってしまいました。 残念ながらお蔵入りです。 またよろしくお願いいたします。 #秋田市,#書道,#習字,#ライフワーク,#日本文化#趣味,#生涯学習,#美文字,#実用書,#ライカ,#leica,#huawei,#p10plus,
76 Likes, 0 Comments – Fumito Shoji 東海林史 (@fumitoshoji) on Instagram: “先ほどの動画にいいねをつけてくださった皆さま、申し訳ありません。 動画の冒頭部分がカットされていなかったので、削除後再アップしようとしたら、同じ動画を投稿できなくなってしまいました。…”
定番中の定番。カスタム74。
定価で買うと10,000円。なので手が出せるといえば手が出せる価格帯。
この万年筆は書きやすいですよ。
お店で試し書きして決めました。
ペン先はFMという中細のもの。何種類かあるのでお好みで。
私はあまり細いものはお勧めましませんけどね。
目的はペン字・ペン習字を練習するためであって、
手帳にメモを書くのではありませんから。
ペンの太さがほどほどにないと・・・。
カスタム74、最近はあまり使っていないかなー。
twsbi、ダイアモンド580。
こちらtwsbi(ツイスビー)という台湾メーカーの万年筆。
現在こちらがバリバリのレギュラー。
ほどよくカリカリした書き心地が気持ちいいです。
最近ではカスタム74より断然こちらのほうが出番が多いですねー。
ほどよいカリカリ感が私の筆圧との相性がいいのでしょう。書いていてあまり疲れません。
固すぎず、滑りすぎず。
メモ用のtwsbi。
ツイスビーはもう1本持っていて、こちらは「ダイアモンドミニ」というもの。
ダイアモンド580よりも短いボディ。
主にメモ用として青インクを入れて使っていました。
が。
最近壊れちゃったんですよー!
これもかわいくてお気に入りなのにー!
山王 とみやさんに持っていかなくちゃ!
秋田市で万年筆を買うなら「とみや」さんへゴー!
メンテナンスもばっちりやってくれます!
万年筆は購入後の調整が大事。
万年筆で気持ちよくペン字や硬筆を練習する場合、
大事なのは購入後の調整です。
万年筆は自分の筆圧や書くスピードによって、
「インクが出ない」
「インクが出すぎる」
「はらいを書く時だけかすれる」
といった現象が個人個人で出てきます。
その時にはお近くのお店でペン先を調整してもらいましょう。
私も何度か調整してもらいました。
買った直後、買ってから1年後、買ってから2年後などなど、
インクの出方(インクフロー)が微妙に変わってきます。
こまめに調整してもらうことで自分だけの万年筆に育っていきます。
長年使用しているとどんどん自分好みになっていく。
使用しているインク。
インクはもうまったく好みで構いません。
初めから入っているものでもいいですし。
ちなみに私は。
黒インクなら。
パイロットの竹炭。これをカスタム74に入れています。
お店に行ったときに「一番くろぐろしたインクをください」と言ったらこれを勧められました。
まあそんなに真っ黒でもなかったですけどね。
それでも赤っぽい黒・青っぽい黒、ではない普通の黒なのでよかった。
ちなみに「顔料系の黒インク」のほうが真っ黒らしいのですが、ペン先が詰まりやすいとのこと。
そしてこの“竹炭”をいれたカスタム74が、
最近変わった本部の硬筆用紙との相性が悪いこと悪いこと。
とてもにじむようになってしまった・・・。
おそらく、経費節減のため安くて薄い紙にしたのでしょう・・・。
ペンで書くのは少数派なのかなー。
ペン習字の人たちを大事にしようよ!>本部
そういうこともあってカスタム74の出番が少なくなってしまった・・・。
赤インクなら。
赤インクはsailorのジェントルインク囲炉裏を使用。
真っ赤ではないけども、そこまで暗くもない赤。
普通の赤じゃない赤で添削したいなーと思ったので。
インクの色がきれいに見えるので万年筆はクリアボディがお好みなのです。
ダイアモンド580に囲炉裏を入れて、年間1000枚の硬筆手本を書き上げています!!
まだまだがんばるぜ!
番外編。
話は変わって。
仕事のメモなどにはシャーペンも使っています。
北星、大人の鉛筆。
私は鉛筆の書き心地が大好きなのですが、シャーペンで鉛筆の雰囲気を持っているこちらもよく使います。
芯の太さが2.0mmという極太タイプ。
芯の濃さは一番濃いもので2B。もう少し濃い芯があるといいんだけど。4Bとか。やわらかくて折れちゃうのかな。
KOKUYO 鉛筆シャープ0.9mm。
もう一本。
これはKOKUYOの0.9mmなのですが、北星よりも細い芯です。
このシャーペン、数年前にわが教室の社中展の記念品(名入り)でみんなに配ったのですが、
子どもたちに「シャーペン使ってるー?」と聞くと「まだ使ってるー!」と嬉しい声。
しかし中には、
「芯がなくなったからもう捨てた!だって替え芯買おうとしたけど見つかんなかったもん!」
とかいう子どもも…(汗)
替え芯なんかちょっと探せばあるでしょーに…(汗)
まとめ。
というわけで、
半紙手本を100枚200枚と書いていると、家族からは、
「そんなに大変ならコピーしてもいいいんじゃないの?」
とも言われますが、
そこはやはり「直筆」にこだわりたい。
自分で書いてないと指導するときもポイントを押さえられないんですよ。
自分が書くときに苦労したところは、たいてい子供たちや大人の生徒さんたちも苦労するので。
硬筆手本も直筆でバリバリ書いておりますが、
愛用の文具があるとはかどりますね。
愛着も出てきますし、
万年筆なので長年使っていると手に馴染んできます。
手本書きにしろ、自分の練習にしろ、
1000円のデスクペンもいいですけど、
万年筆を選んで楽しみたいところです。
良い道具と練習量が上達の両輪!!
しょうじ書道教室でした!