ふでれん!

Read Article

水分も糖分も。字形も線も。

こんにちは、しょうじ書道教室です。

スイカに塩をふって食べるのは、甘さを引き立たせるため・・・

それだけだと思ってませんか?

じつは、

『塩分補給』の意味もあるようですね。

水分+糖分+塩分、でスポーツドリンク!というわけ。

おばあちゃんの知恵袋。昔の人ってすごい。あ、知ってた?

字形なのか線なのか。

さて。

昨日の記事。
習字というのは良い字形がいいのか、それとも良い線がいいのか?

これの続きですが。

今回は回り道無し!話を進めますよー。

IMG_20170726_121917_001
こちら、小5のAちゃん。

うまいですね。

IMG_20170726_121917_003
こちら、同じく小5のBちゃん。

どちらがうまい?という話ではありません。

ふたりそれぞれの特徴、というお話。

ちょっと見比べて下さいねー。

タイプの違う2人。

Aちゃんの作品。
IMG_20170726_121917_001
字形は正確。基本ルールも守っている。

バランスも良し。

ちょっと線がフラフラしてるかな。

Bちゃんの作品。
IMG_20170726_121917_003
字形はもう少し直したい。

その字が持つルール、これも直すことが必要。

「水」の2画目とかね。くっついたらダメだよね。ホントはね。

起筆・収筆はバッチリ。

なにより線が強い。

ビシッと書けています。

良いところは残す。

IMG_20170726_121917
比べてみるとこの通り。

どちらも上手い。

この2人には、きっと逆のことを指導していくのでしょう。

Aちゃんには、
「もう少し書くスピードを出して。起筆ができていれば少しスピードだしていいからね。線が強くなるよ。」

Bちゃんには、
「湖の“古の形”とか、水の2画目とか、もう少しお手本見てごらん。ちょっとゆっくり書けばいいかな。でも失敗してもいいからね。」

という感じ。

指導は、基本的にあまりたくさんは言いません。

気になるところを2~3個。

ここで注意したいのは、指導するときに、その子が持っている『いいところ』が残るような指導をすること。
(ホントにできてるかな?!)

私も未熟なため、できていないかもしれませんが、そういうつもりで指導します。

なんだって両立するのは難しい。

IMG_20170726_121917
狙うのは、

字形もいい、線もいい、

そんな作品。

習字・書道は

線の芸術

ですからね。

形だけ良くたって、おもしろくありません。

なんといってもなのです。

私自身、作品を書くときは、

7:3くらいで「線の出来」を重視します。

どんなに形が良くっても、線がダメならその作品はダメ。

これは子どもが書く習字も同じだと思っています。

それでも子どもの場合だと、7:3ってこともないですかね。

5:5くらい。

字形の良い清書よりは、線の良い清書を選んでいます。

もちろん、字形もいいし線もいい、10:10の作品というのはあり得ると思います。

どちらか、ではなく、どちらも。

字形と線の強さは両立します。

これにはやはり練習量。

毎回10枚くらい書かせたいですが。

子どもの様子を見ていると・・・私もまだまだ甘いなー(笑)。

書くしかないんだって!

しょうじ書道教室でした!

Return Top