こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
週末の天気予報、雨に変わりましたね。あ~あ。
それだけでは足りません。
習字というのは、
・正しく書く
・整えて書く
このあたりが文部科学省(指導要領)で決められておりますが。
実際、習字を書くともう少し多くのことを求められます。
・その文字が持つルールを守っているのか(口や日など)
・はらいやはねは自然であるか(やりすぎていないか)
・筆脈は自然であるか
・線の太さはちょうどいいのか
・伸び伸びと書けているのか
などなど・・・、鉛筆で書く場合であっても、ベースは毛筆であり、上で言ったことが鉛筆でも(その雰囲気だけでも)再現されているかが求められます。
(と、個人的に感じています)
正しく、整えて書くのは当たり前。
(学校の指導要綱、新しい学習指導要領を読み解く(光村図書)
明文化されているのはここまでですが、様々なコンクールの審査結果を見ると、やはり、より格好良く自然と書かれているものに軍配が上がっています。
なので、学校で指導する「正しく整えて書く」だけでは、現状、やや内容不足!・・・という結論でいいですかね?
現場ではそう感じていますし、実際、学校でも(書写研究会など)コンクールをやって順位を付けているのでそうなのでしょう。
でなければ「正しく整っている」だけでは横並びで順位は付かないはずですからね。
欲ばりないいとこ取り。
これが「書道」になってくると、堂々と、
「より古典の雰囲気が伝わる字」
「線の強さが感じられる字」
とはっきりとした方向で善し悪しが言えるのですが・・・。
私の目指すところは、
書道と習字のいいとこ取り
だと思っていて、子ども達に教えているのですが。
なので時々学校の書写から大きく外れる部分もあるかもしれません。
(書写は大事!ですよ!)
学校のコンクールはお手本にそっくりなほうが成績が良いのでしょうが。
それだとあまり格好良くならないし、少し物足りないし。
義務教育の9年間でウケがいい字よりも、
一生の間、「きれいな字ですね」と言われるような字を書かせたい。
『小学生だけど、なんだか大人っぽい字だね』
そう言われるような・・・。
うちの教室にいる間に、ひとつでもいいから覚えて行って欲しい・・・。
続きはまた今度。
文字の形と、強い線と・・・そういう話をしようと思っていたのですが。
なんだかこういう話になってしまいました。あれ?
というわけで、今日も先生は
『書道と習字の華麗なるハイブリッド』を目指して(なんじゃそりゃ)お手本の研究をするのでした!
しょうじ書道教室でした!