こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
今週も暑かったー。
そしてこの土日だけピンポイントで大雨なんですか?なんでですか(涙)
習字の基本。基本のキ。
習字の基本ルールのおさらいです。
これが第一
・課題の文字は半紙のまん中に書く。
・名前は左側に1行で書く。
・文字以外の場所は墨をつけない(お化粧しない)。
・ひとつの線を重ねて2回書かない(二度筆をしない)。
このあたりが第一段階でしょうか。
小学1年生はこれをやるのも大変。
たとえ簡単でも、この習得に1~3ヶ月はかかるかな。
第1ができたら
・起筆、斜め45度に止める。
・漢字であれば、線をまっすぐ書く。
・2文字であれば、上の字と下の字を同じ大きさに書く。
このあたりが第2段階。
まだまだ簡単・・・ですか?そう思います?
それでも子ども達は100%はできません。
きっと大人のあなた方も100%はできないと思いますよ。
現場では。
さて、こちらの画像をご覧下さい。
小2の子達の作品。
上の画像が、1年以上やっている子のもの。
手順はほぼ頭に入っています。
そしてこちらが、
始めてから1年くらい~半年とか。最近は入ってきた子など。
この位の経験でも第2段階は60%くらいかな。
もう少し詳しく。
もう少し見てみましょう。
Aグループ
・起筆がしっかりしているか。
・山や中、左右のバランスが取れているか。
・2文字の大きさは自然か。
あとはその字、その字が持っているルールを守れているか。
『山』なら、3画目の線のおしりが下に突き出ているか、とか。
『中』なら、口を書くときの約束ができているか、とか。
このあたりが第3段階。
“起筆の見せ方”あたりに実力の差が・・・。
(といってもたいした差でもございませんが)
Bグループ
こちら、まだまだひよっこグループ。
見るポイントはAグループと同じですが、やはりどこかたどたどしいですね。
ちなみにBグループ、①④⑧は左利きの子。うまいでしょ。
『中』の、口を書くときの約束が出来ていない子が多いかな。
『山』の2画目も弱いか。
自分のお子さんの作品を選ぶとき。
夏休みなので、自由研究など習字を家で書いて、自分で選んで学校に持って行く機会も多いかと。
作品を選ぶ基準などを説明しました。
ちなみに今回の『山中』、全員5~8枚は書いていますからねー。
その中から選んでいます。
習字を書き慣れている子が、
経験のある先生に教えてもらいながら、
数回に分けて、
5~8枚書いて、
ようやくこのくらいの作品が書けているので。
もしご自宅で夏休みの自由研究を書く場合は、
どうか寛容に。。。
たった1日だけ、数時間だけで、うまくまとめようとしてもそうはうまくコトは進まないんです。
わりと習字って難しいんですよ。
学校の先生の中でも「習字は簡単だから」という理由で、夏休みの自由研究に習字を認めない向きがありますが。
もうちょっとこの苦労を分かって欲しい。
書く文字が変われば難易度は格段に上がります。
誰ですか「竿燈妙技」なんて課題を考えたのは。
責任者でてこーい!(現場の声)
自分で書いてみろって!(笑)
習字は簡単ではありません。
やっている人はよく分かる。
やらない人がよくわかってない。
習字は少しずつ少しずつ上達していきます。
継続して頑張りましょう。
しょうじ書道教室でした!