ふでれん!

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書写と書道との深ーい溝。

書写と書道との深ーい溝。

こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。

席書大会も終了してきましたね~。

残すところ、小1・小2の硬筆くらい。

火・水・木・金と、今週が終われば夏休み!

キャー!!(親としての叫び)

席書大会、評価・成績のポイント。

地方、地域によっては、『書写体』をそっくりそのまま書けることが良い成績につながるポイントなんだとか。

それはそこの地域に根付いているのでいいと思います。

ここ秋田ではどうなのでしょう・・・。

書写100%の文字がいいのか、それとも本来の美しい姿である“古典”が背景にあるほうがいいのか・・・。

ワタクシ、席書大会の本部(?)のことはよくわかりません。

たしか『書写書道研究会』みたいなところが主宰しているとかなんとか・・・。

学校を通じてしか情報がありませんねー。いまのところ。

主宰している方々が『〇〇がポイントですよー』ともう少し情報発信してくれるといいのですが。

評価するポイントがそれぞれ市や県で違ってもいいじゃないですか。許容体もあることですし。

書写と書道。

書写の目的は、日本全国・北から南、都会も地方も関係なく、一定の基準の文字を読み書きできるよう定めたもの。

義務教育として「文字の共通認識」をある程度決めてそれを習得させる。

これはとても意義のあることですし、何の文句もありません。必要だと思います。

全国民が読み書きできるのはこのお陰。

ですが。

この「書写」を“コンテスト”にするから話がややこしい。

『書写』をdisる(※注:disる・・・否定したり馬鹿にしたりする、というネット用語)わけではありませんが、今現在、大人になられたみなさんが

「まあステキ!!!」

と感じる文字は、書写の字ではありませんよね・・・。

やはり人が“美しい・・・”と感じる文字は、昔ながらの古典にあるのです。

1000~2000年も受け継がれているのは伊達じゃありませんて。

書写と書道の間に溝がある。

これを言いたい。

溝があるのは仕方が無い。あるのが普通だし。

それを「席書大会」というコンテストのときにどう折り合いをつけるのか。

という。難問。

秋田県ではそこを曖昧なままにしている。他もそうなのかな。

本音を言うと。

学校の先生方は忙しいですからね。

大変だと思います。

本当に毎日ありがとうございます。

・・・。

話がまとまらないので、ここで本音をひとつ。

私達、書道教室をやっている者達は、古典の字形を研究し、より美しい形で練習させています。

それなのに、

書写体と離れているから

という理由で席書大会の評価を下げないで欲しいなーーーーーー、と。
(秋田はまだそこのところ曖昧だからさ。なおさら)

だめかなー?

やっぱり書写体にそっくりなほうが成績はいいのでしょうね。ここ秋田でも。

仕方ないか・・・。

まあ、それでも私は、古典を研究して

自分がいいと思った文字を書かせますけどね!

書く文字は一生モノ。義務教育の数年のためだけに子ども達の文字を調整したくない。ああ正直。

こんな先生でゴメンねー。そんなこんなで、今後ともよろしくお願いします。

しょうじ書道教室でした!

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