この画像の作品は、小学5年生の元気な男の子。
彼は小学2年生で入会してきました。
彼は左利きでしたが、字を書くことが大好きで習字の時間が終わってからも半紙に鉛筆で、
「これ、今日習ってきた漢字だよー」
「センセー、新しい漢字作ったよー」
などと、遊んでいる子でした。
いまでも習字は続けてくれていて、席書会や書き初め大会にも積極的に参加してくれています。
この子の書く字。
一見めちゃくちゃに見えるかもしれません。
しかし細部を観ていくと、起筆や収筆、はらいやはねなどしっかり書けています。
本文も名前ももちろん右手で頑張って書いているのです。
彼の字の特徴ですが、いまだに縦と横がなかなかまっすぐになりませんが(笑)。
(同じ左利きでも線がまっすぐに書く子もいるんですけどね)
まあ、それは小さな事。
だって見てくださいこの字!
大人が逆立ちしてもマネできない。
いったいどうやったらこんなに紙いっぱいに書けるのでしょう。
はみ出していそうではみ出していない!
なんとものびのびとおおらかに書けています。
残念ながら、コンクールや大会や競書ではこういう作品は評価されず、あまり良い成績ではありませんが・・・。
私は、この子の字、書写的に見ても十分だと思うし、こういう字、好きだなー。
彼もいよいよ6年生。
卒業シーズンの今の時期だと(彼もあと1年なのかなー)と思ったりして。少しブルーになりますね・・・。
成長成長。