おはようございます、秋田市のしょうじ書道教室です。
ただいま2021年の小学生の入会を制限しております。ご迷惑おかけします。
2022年1月よりまた入会受付いたします。
しばらくお待ち下さいm(_ _)m
※すでに入会されている方のご兄弟・ご家族の入会はこの限りではありませんので、
入会希望の方はLINEにてご連絡ください。
お天気が不安定ですね。
雷、大雨。
今年はこの調子で雪が降るんじゃなかろーか。
「を」の形。
ということで「を」について掘り下げてみましょう。
どのひらがなも、漢字の草書体が元になっています。
なのでここで一発、「を」の元になった「遠」の草書体を確認しましょう。
じゃじゃん。これですね。
そして万葉仮名のほうはというと、
じゃじゃじゃん。おんなじ。
「を」の1画目2画目は、「遠」の“土”の部分なんですよ。
これなんてほとんど今の形。
草書体になると“土”の長い横線がずいぶんと左へいっています。
“袁”の最終9画目10画目としんにょうがつながって、ぐいっと曲げてやる。
ここらへんの書き方を頭に入れて“を”を書いてみましょう。
書き方。
スタートはやや左にしたほうがバランス良いです。
横線。
そして“袁”でいう土の部分。
ここから、
真ん中でストン↓
“袁”の、口とその下の部分。
止めた筆にググっと力を溜めて…、
外にポーンと出る。
このあたり、9画目10画目。
こんなに外に出なくてもいいような気がしますが、
昔の人がこうやって書いているのだから、
その意志は尊重せねばならんのです。
そしてグルンと回ってきて、しんにょうにつながる。
うっすらと「遠」の草書体に見えていたら成功。
草書体を勉強せよ。
ということで、
学校で教える「書写体」は、
小学生も習う簡単なもの、といえばそれはもちろんそうなのですが、
草書体が頭に入っていないと「こりゃ分かって書いてねえ“ひらがな”だな」となってしまいます。
草書体の解釈の違いで少しは形に違いは出るでしょうが、
なんとなく書いているひらがなと、
草書体を分かって書いているひらがなは違うものです。これ指導側のおはなしね。
子どもたちにこれを理解させる必要はありません。
「こう書くんだよ」
と、これだけで良いんです。子どもは。
根拠がないと自信を持って教えられないでしょ?っていうハナシ。
まとめ。
なので書写を教える習字の先生たちはホントは草書が書けなきゃおかしいんだよなぁ…。
「線に意味を持たせる」
みたいなことよね。草書って。
さて、そろそろ書き初めシーズン。
さっそく練習に入った中2生。
高学年も硬筆テストも半紙課題もだいたい仕上がってきたから、
書き初め練習入ってもいいのかなー。
しょうじ書道教室でした!