こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
こんなときこそ本を読もう。
まあ仕事になりませんわね(笑)。ネットがなんとなくもっさりするのも一斉休校のおかげかしら?息子たちの生活スケジュール、これもちょっとムリがありそう。ダメだな練り直し。それはさておき。
こんなときですから本を読む時間がある人はぜひ本を手にとっていただきたい。
ワタシは本が好きです。はい。私も以前は小説読みでしたが近年は実用書やビジネス書、ノンフィクションなどが多いです。
「読書」と聞くと小説しか思い浮かばない人もいるかもしれませんね。小説、面白いですよね。
でも本を読むならどんなジャンルでもなんでも読んだほうがいいと思います。
この藤原和博さんの「本を読む人だけが手にするもの」には“本を読むことのメリット”が分かりやすく書かれてあります。おすすめです。
私も本を買うときは、
「面白そう」と思って買う本と、
「仕事で役立ちそう」と思って買う本がありますが、
「役に立つだろう」と思って読む本は案外つまらなかったりして、何気なく買った「面白そう」だと思った本のほうが仕事に役立ったりしていますので、あまり考えずに選ぶといいんですよね。欲張ると失敗する。
小中学生あたりなら物語や小説をどっぷり読めばいいと思います。
高校生になったらノンフィクションに手をつけてほしい。
社会人になったらなんでも読む、と。
興味のある本を何も考えずに買えばいいんです。小難しい本は買わなくてよし。自分に合った読みやすそうなものを、質より量でたっぷり読む。借りるよりは買ったほうがいい。中古を利用しましょう。
自己啓発書のはしかにかかる。
いままで小説しか読んでいなかった人がいろんなジャンルの本を読み出すと初期症状として「自己啓発書すげえ!」というはしかのようなモノに罹ります(笑)。
でもこれは通過儀礼のようなもので一度かかっておいたほうがいいような気がしますね。自己啓発書を読んでいると気持ちいいもんね。実際には自分が何も実行していないのに「おれすげえ!なんでもできるわ・・・」みたいな変な感じになるんです。
ここで読書をやめてしまうとこの“はしか”が治らずに「(何も実行してないのに)おれはもう大丈夫!(努力してないのに)きっとうまくいくぜ!」と端から見てイタい人になってしまいます(笑)。
これ“はしか”ですから。その後も何冊も何冊も自己啓発書を読んで治しましょう。そして本を選ぶ目が鍛えられる。時々本当に役立つ自己啓発書があるんですよ。ホント少ないけど。30冊読んで、1冊とか。
他の自己啓発書はあとから読み返すとどれもピンと来なくて「あー、あのときオレ浮かれてたわー」なんてしみじみします。それも読書のいい思い出として取っておきましょう。
ジャンルをまたいだ方がいい。
本を読むことのメリットについて詳しくは藤原和博さんの本を読んでいただくとして。
私が強く同感したのは「著者の思考のカケラを自分の頭に入れておく」だったかな。言葉は正確じゃあありません。他の方、他の本にも似たようなこと書いてありますから。でも藤原さんの本はとてもイメージしやすい。
自分よりも知識も教養も経験もある人が精魂込めて書いた本を、
わずかなお金を出しちょっと時間をかけるだけで追体験できる。
って、これは本当にすごいこと。場所も時間も言葉も飛び越えられる。
そんな誰かの“思考のカケラ”を自分の頭の中に入れておくと自分の思考と混ざって刺激されて昨日と全く違うことを考え始めたりする。これも魔法のようで不思議だ。
だからホントは自分の興味のないジャンルを、面白半分でちょっとふざけたノリで読むといいんだよ。
読んで理解できなくてもいいし、
覚えて無くてもいい。
それでもなんとなく記憶に残ってるもんなんだ。
きれいさっぱりひとつも覚えてないっていう本は、単にあなたに合わなかっただけ。ベストセラーだとしてもね。
まとめ。
あとひとつ言いたいことは、
「どんな本でも、ページを開くまで分からない」
ってことなんです。どんなに怪しいタイトルの本でも。だから食わず嫌いをしないでとりあえず読んでみましょうよ。
(いい本なのに)タイトルで損したな、この本・・・ってのもあるんですよね。
図書館で借りるよりも古本で手元に置きたい。
手元に無いと頭の中でカケラが反応したときに「あれ・・・これと似たようなことなんかの本でも書いてたなー」ってときにさかのぼれない。
手元にあればさかのぼって類書をまた読み出したりできる。
ああ、もっと本を読みたいなあ。
しょうじ書道教室でした!