現在、中学生向けの硬筆課題を模索中・・・。
競書誌に載っている課題もいいのですが。
何か違うことをやらせたいなー・・・。
中学生の硬筆
中学生って、小学生ほど硬筆・鉛筆のことで気を使わないですよね。
日々の勉強に追われ、塾やらテストやら。勉強が最優先で。
ひとまずテストの回答で、誰でも読めるレベルで書いていたら点数は付くわけで。
去年の秋だったかな?とある中学3年生男子を持つお母さんから、
「テストで書く字が汚すぎて回答が危うい。塾の先生からも注意されている」
という理由で、秋頃~年末にかけて硬筆のみ練習しに来ていた子もいました。
見事、志望校合格!お礼の電話をもらいました。
良かった良かった。
短期間だったので、きれいに書くというより、“文字を書く”ということを意識させるぐらいでしたが。
効果はあったようですね。ホッ。
答えは合っているのに字が汚いからバツにされる・・・そんな事態だけは避けたいです。
書く楽しみ
ということで、中学生は忙しい中(気分転換に?)来てくれているので、ただただ毎月の課題を書くだけだと物足りないかな?と。
もう少し、“字を書く”こと自体を楽しめないかな?と。
例えば、
○女子中学生→くずし字を練習させる
○男子中学生→新聞のコラムを写させる
みたいなことを、試験的にやらせてみたり。
女子中学生なら
数名の子にやらせてみたのですが、これがなかなか面白くて。
女子の方のくずし字では、主にひらがなのくずした形の練習で。
いろはにほへと・・・のようなものです。
シュッとぬく感じがいままでなかったものなので苦戦していました。これで女子は美文字中学生に・・・?
美文字モテ女子中学生・・・?(笑)
男子中学生なら
男子の方、新聞のコラムを写させるほうでは、その子の普段の字が見られる。
お手本無しでどのくらいの字を書いているの?ということ。
これをやると、その子の癖字がよくわかる。
漢字は中学生まで続けてきた書写のお陰でまずまずのものを書きますが、やはり弱いのがひらがな。
ひらがなをちょこちょこ直しつつ、新聞の固い文体にも慣れることができるという、一石二鳥なあたりを目指そうかな・・・??
大人の方でも
新聞のコラムを書き写す、専用のノートが出ていたような。
新聞の切り抜きを貼り付ける専用のスペースが設けられているようですね。
普通のノートでもいいような・・・。
そして、“新聞コラム 書き写し 効果”で検索すると、
【脳トレ効果】天声人語を書き写す人が急増中 120万人超【就職活動】
へー。
文章力もつく、とのこと。
自分で文章を書くという行為。いわゆる作文ですが。これは何度も書いて慣れてくるとまずまずできます。
そして、いいのか悪いのか、自分が良く読む文章と似てきます。
作文が苦手な人は良質な文章を読みましょう(笑)
なので作文苦手!な人は新聞コラムを試す価値、十分にあると思います。
熟語や言い回し、セットになってる言葉は多いです。
新聞記者はプロですもんねー。
必要最小限の情報を的確に伝える。
小説家とは真逆かな。
実生活やビジネスに役立つ感じ。
ノートも発売されているということは、結構な数の方がやられているんですねー。
そういえば、昨日来た秋大附属小を卒業した男の子のおじいちゃんが、新聞コラムの書き写しをやっているんだという話をしていましたね・・・。あら身近。
大人の方むけに、「新聞コラムで美文字しましょう!」というコースでも開設しようかな。ペン字のコース。
これで『文章力+美文字!』みたいな。
まあ、文章力の方はコラムまかせですが・・・。
ご希望のかたは、
秋田市のしょうじ書道教室まで!
と、思いっきり宣伝。
よろしくお願いします。
その中学生達
筆記用具も私の自前のペンや安い万年筆を使わせて。
いまのところおもしろがってやっていますが、はたしてどうなることやら?
中学生に新聞コラムを全文書かせたら、20~30分はかかると思います。
作文する力、文章力は中学生だってあったほうがいい。
どうしようかなー。
そもそも中学生の子たち、忙しいためなかなか習字に来ることができなくて。
今はまだ春休みなので来れるようですが、これが定着すれば自分専用のペンや万年筆で書かせてもいいのかな。
KAKUNOとか1000円くらいのものがあるし。筆と同じ。
ともあれ、色々試しつつ少しずつやりたいと思います。
しょうじ書道教室でした!