こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
今日も条幅を書く。
今日も書いております。
午後からは稽古があるため午前に数枚書くだけですが。
条幅作品というのは自分で良し悪しが分かるまでには時間がかかるし、
良し悪しが分かってくると今度は、
「どう書くと良くなるのか」
という問題にぶち当たる。
・文字の大小
・線の痩肥
・強調
・線の動き
・中心と重心
・行間
・文字間
・見せ場
・筆圧
・全体の統一感
・線のテンポ
等々、上げればきりがないのです。
まあそこが面白いのですが。
お手本が最大のヒント。
「お手本そっくりに」
というのは良く聞く話ですが。
これはあまり気にせずにほどほどに。
“七割くらいは”そっくりに書けたらあとはあまりこだわらなくてもいいのかな、と。
逆に言うと最低限七割くらいは書けていないとね。
七割書けたらば、そこからは“自分のアタマ”で考えだすのでありまして。
多少お手本と離れてもいいから自分の思うがままに改変していく。
あまりやりすぎれば、師匠から
「これダメ」
なんて言われるので。
師匠はストッパーというか安全弁というか。なので安心して暴走すればいいと思う(笑)。
ときには人の書きぶりをパクったり、
徹底的にお手本を分析したり、
お手本をスケッチするという手法もあります。
これが3年前。7000弱のPV。わお。ありがとうございます。
私もここ半年くらいはスケッチ法から離れ。
最近ではまた何かひとつ謎を解明したようなしていないような。
命名するならば、
・エックス配置
・無理のない余白
・筆先のつぶし
あたりでしょうか。
これで分かるのは自分だけ…。
ポイントはお手本を見て
(もしかしたらこういう狙いでこれをやっているのかもしれない…)
という飛躍。
妄想力ですね(笑)。
まとめ。
結局はお手本が最大のヒントになるので、
条幅作品を書くようになってけっこう年数も経つのに、
いまだにキョロキョロして書いています。
名探偵コナン!
のような気持ち。
もしくは戦国時代の軍師か。
「敵軍の軍師、あやつは無意味なことはしない。
そこには必ずなにか理由があるはず。」
というような穿った見方。むむ。
みなさんも名探偵になったつもりでお手本を分析してみましょう。
自分のペースを守って頑張りましょうね。
しょうじ書道教室でした!