おはようございます、秋田市のしょうじ書道教室です。
今日は水曜日。3月がどんどん進む……。
今日は久しぶりの“書道界の愚痴を言う”シリーズ(笑)。
書道界の弱点。
さて。
昨日のブログでは、
「学力・能力が高い」ことと、
「稼げるかどうか」ということと、
「幸せになれるか」ということが、
これらには関連性があるのだとつい考えがちなのですが、
じつはこの3つは、特に関連性は無いというお話をしました(元ネタは「冒険の書」)。
この記事を書いていて、ふと、
書道家としての活動も似ているなと気づいたのでした。
書家としての「能力が高い・腕がある」からといって、
「稼げるかどうか」ということは別問題だし、
「展覧会で大きな賞を取った」からといって教室に生徒が集まるわけではない。
大きな賞を取り、会の役員に昇進し、エラくなれば将来は安泰、となれば本来は万々歳なのですが、
別にそこはなんの関連性はないのです。
そして「エラくなれれば幸せ」なのか?というのも、これまた人それぞれ。
ただただ臨書をする日々が送れれば最高……というところはだれにでもあるでしょうが、
ちょっとそれは現実離れしている。生活はどうするの?っていう。
まとめ。
私も思いつく限りのことはやっていますが、これといった決定打はまだ出ていません。
エラい上の先生方は、
「芸術で金を稼ぐことは不浄である」
なんて言いそうですが、
そんなことを言うのは書道界くらいなもので、
他のジャンルはちゃんとマネタイズ含めた創作活動の継続を、上のものが助言していきます(私が知る範囲だけですが)。
そこらへんをいまだに「そこはその…モゴモゴモゴ……」と煮えきらないことも書道の弱点です。
エラい先生たちは「展覧会に出品しないとダメだ」しか言いませんし。困ったものですね。
教室を開いて生徒を集める。稼ぐ方法は、今のところ、この一点張り。他に道があるのかもしれない。
武田双雲さんや紫舟さんなど有名な書家は、どちらかというと「商業書道」や「グラフィックデザイナー」寄りでしょう。
こっちの方向もある意味カリスマ性が必要なので万人向けではないし。
どんな道があるのか模索する日々。独立して15年経っても悩むものです。
書家を目指す若い世代のみなさん、上の先生からの言葉に縛られず、
「なんでも自由に活動して」ください。
最近オジさんは頭が固くなってきたので……。
難しいですなー。
しょうじ書道教室でした!