おはようございます、秋田市のしょうじ書道教室です。
その子の初めての習い事。
最近また新人さんがゾロゾロゾロとやってきています。
このご時世にありがたいことですねー。
うちの教室に来て習字を習う子の
学年分布を分析すると(単なる私の記憶)、
5〜10年前に比べ、
小1小2などの小さい子が増えました。
学年分布的には昔の小1小2は、
2学年合わせても3〜4人くらいのものでしたよ。珍しかった。
いまや小1は5〜6人いるし、
小2も、10人以上在籍しています。
習い事の低年齢化。
ということはかなりの確率で、
ここに来るその子にとっての初めての習い事が
“習字”
なんだと思います。
プールか習字が、その子の1つ目の習い事。
なんじゃないのかなぁ。違う?合ってます?
そういう仮定で話をしますね。
右も左も分からない。
当たり前ですが、
「初めての習い事」
なので、習字に来る小1小2は習い事自体がよく分からない(笑)。
右も左も分からないはず。
これが小3くらいになれば、
「習い事ってこういうことやるから、こんな感じに動けばいい」っていうのが
子供なりに、頭の中で少しできあがってると思うんです。
でも小1小2、「初めての習い事」だから何も分からない。
例えて言うなれば、
「食べ放題のお店に、今日初めて来ました」
みたいな状態。
なにここ?
お皿を持っていくの?
自分で取るの?
全部食べれるってどういうこと?
好きな食べ物はどこを探すの?
飲み物は?
箸?スプーン?
はじめにデザート食べていいの?
習字を始めて最初の1〜2ヶ月は、子どもってそんな状態だと思うんです。
こりゃ大変だな。
まとめ。
何が言いたいかというと。
「習い事の基本的な流れ」を、
習字教室に来て初めて身につけてることになるのかなーって。
ひな形っつーんですか?フォーマットっていうか。
“だいたいこんな感じなんだよ”っていう。
・最初にあいさつするんだよ。
・先生の話を聞くんだよ。
・呼ばれたら返事をするんだよ。
・自分の席に戻って書くんだよ。
・できたら先生に持っていくんだよ。
・順番を待つんだよ。
・直されるところを見てるんだよ。
・もう一度同じことをするんだよ。
・終わってもいいよと言われたら終わるんだよ。
・片付けだよ。
・あいさつしてから帰るんだよ。
みたいな一連の流れ。基本的なこと。
ピアノも英語も学習塾もロボット教室もだいたいこんな流れでしょ。
これが、
「初めての習い事がプール」
だとまた違うと思うんですよ。
帽子の色ごとで泳ぐ場所が決まっていて、
前の人のマネをする。同じことをする。
ハイ次の人、ハイ次の人、って。
プールとかスポーツ系は「習い事」ってより「訓練」に近いよね。トレーニング。training。
習字は習い事。レッスン。lessonだな。
その子の初めてのレッスン。「レッスンのやり方」を習字を通して覚えるってことが、
「習字を習う」には多分に含まれているかな。
これが「良い習慣」ってことなんだ。
長らく言語化できなかったことが、
いま初めて言語化できた気がするぞ。
ふむふむ。
しょうじ書道教室でした!