秋田市のしょうじ書道教室です。
低学年ががんばる。
昨日、木曜日は手形教室でした。
最近の手形教室、木曜金曜は低学年が多めになりました。
低学年の特徴のひとつとして、
「失敗を異様におそれる」
というのがあります。
低学年、6歳~8歳のあたりというのは、
ひらがなが書けるようになり、漢字が分かるようになり、
算数を習い、足し算・引き算もできて鼻高々。
なんでも覚えて周りの大人がほめてくれて。
自信をつける機会が多いんですよね。
すると逆に間違っていることをごまかしたり隠したりしはじめる。心の成長ですねー(しみじみ)。
「だめー!ばつしないでー!」
なんて懇願してくる子も(笑)。って笑ってるそこのあなたのお子さんも通ってきた道なんですよ。誰しも通る道。
間違いを認めて、直す、っていう段階に移るときなのですが、
もうちょっとかかるかなー。と私はのんびりかまえています。
このあたり、個人差大きいからねー。
「間違えてもいいからねー」
「気にしないでねー」
「捨てないでそのまま持ってきてねー」
と繰り返し声をかける。
間違いや失敗をそのままの状態にさせる。ここポイント。
まあ、なんか怒られると思ってるんでしょうねえ。そんなん別に怒らんって。
精神的成長を待つ。
帰宅。そして残業。
帰宅して夕食を摂り、仕事の後片付けをする。
風呂入っかーっとひと息つくとピコンとLINEが入った。
LINEの主はなんと九州へ引っ越していったあの子だった。高校の書道コースへ行った子からのヘルプコール。
今年も卒業生を送る会やりました。
話を聞くと、
・学生展がある
・ニハチを書く
・詩文を渡されただけ。
・手本が無く、自分でイチから作品作りをしなければいけない
・そんなのやったことない
・頼る人がいなくて困ってる
という感じ。そりゃあ困るよなあ。学校の先輩も顧問の先生も忙しいみたい(自分の作品で手一杯なんだろう・・・。気持ちは分かる)。
というわけで寝る直前にLINEでアドバイスが始まったわけだが・・・。
まあ高校生なのにレベルの高いことをやっていますねー!
ビックリもビックリ。
・普段から臨書はやっている
・私が言う“書作品の作り方”の話が難なく通じる(←ここ大事!)
・自分で集字して文字を並べてみて書いてみた(作品があらかじめ郵送されてきていた)
・とりあえず行書で王鐸調にすると決めた
・〆切まであと2週間
・逆算して50枚は書けそう
分かります・・・?こういう話がLINEでポンポンポーンと“通じる”あたり、こりゃかなりきっちり普段からやってますよ。高校生ですよ?
公募展3年目くらいのレベルです。
現時点、リモートでできることとして、
・誤字、怪しい字を無くす
・ひとまず一般的な行書で書けるように
と、アドバイスさせてもらいました。
王鐸の雰囲気を出すところまでいくかなー。
ここらへんの過去記事もご参考。PVめちゃ伸びてる。
書道・条幅作品を格段に進歩させる方法!!
このへんとか。
【大人向け】条幅作品を書くにあたって覚えておきたい、たった1つのこと。
失敗したっていいからなー。がんばれよー。
まとめ。
書道が盛んな地域とそうでない所と、ここまで差があるんです。
秋田でもここまでやる高校があればいいんだけどねー。秋田で学生展とかU22とかやりたいよね。いかんせん少子化。
ということで、アドバイスはたっぷり1時間弱かかり(笑)。ちょっと寝不足。
まあ元気そうでなによりだ。
さあ!こちらも今日も頑張りましょ!!
しょうじ書道教室でした!!