新コロナウイルスを「コロちゃん」って呼べば少しは気分も晴れるよね(晴れない)。
こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
登校日。
さて、昨日の桜教室も子どもたちがワイワイガヤガヤ来てくれました。
学校に通知表を取りに行く日だったんだってさー。
広小も昨日・今日ですねー。宿題いっぱいでるのかな。
卒業式はコロちゃんが来てるので一部カタチを変えてやったけど、離任式ってやるのかな?やらなくてもいいような。
筆が膨らむ原因は「使い方」。
筆が膨らむ原因は、
・穂の根本の墨が洗えていない
・穂の全体に墨を含ませていない
・書くときに、穂の先だけを揃えている
・書くときに、根本がくっつくまで力を入れている
というのが原因です。このいずれかをやると筆は膨らみます。
なので、筆が膨らまないようにするには、
・穂全体に墨を含ませる
・墨を含ませたら“穂の根本→先”と穂全体をなでつけて穂先を揃える
・書くときに力を入れすぎない
・根本の墨をしっかりと洗う
これでOK。
私が朱書きする筆は子どもたちと同じ学生用の大筆を使っていますが、全く膨らみません。
添削の筆で手本を書くので子どもたちよりもたくさん使っている。毎日使って手本も大量に書く。でも膨らまない。
穂先がすり減って短くなってダメになります。
子どもたちの筆を洗うと、膨らむのが早い筆がある。
とまあ筆の使い方も、字の書き方同様時間をかけて習得するものなので、
筆は何本もダメにするくらい練習しましょう。と、それはいいのですが。
子どもたちの大筆でも、取り替えたばかりの筆、しかも使い方もそこまで悪くないという子どもの筆が、
早々に膨らむことがあります。ここ1年くらいの出来事。
その原因は、
筆管の黒いリングの部品が割れやすくなったため。昔よりも絶対にモノが悪くなっている!
毛の品質云々ではなく、筆管の材料にも影響が。
材料費も節約。「コスト削減!削れるところは削れー!」ってさ。うすーく、うすーく作っているのでしょうねー。ホントに削ってどうすんねん。
この部分がある日突然パカッと割れることもあります。
数年前にきっちり値上げしたじゃねーの。まったく。
値上げしたのに品質保ってないって、どんだけー。
んで修理をする、と。
糸で縛って修理すれば普通に書けるのでいいんですが、これをやると筆の寿命が縮むんだよねー。
まとめ。
世知辛い世の中ですわねー。
習字・書道人口が少ないから仕方ないのもあります。
質の良い動物の毛(筆の材料)は、
「化粧ブラシ」にまわされて、
書道用の筆に来る毛は“それなりの”品質のものだけなんだとか。
“メイドインジャパンの化粧ブラシ”は海外でも大人気なんだってー。すごー。
…。
あれ?コロちゃんのせいで、中国製品も一時的に流通量減るのかな…??
それともコロちゃんの影響から
“インドア活動推奨”で、
書道が脚光を浴びる?!
とか?先は読めないですねー。
平常心平常心。
「質が落ちたー」と嘆いていても仕方ないので、筆はじゃんじゃん使ってバンバン取り替えてください。私が修理しますので。
しょうじ書道教室でした!