こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
お稽古がないのでネタ不足。どうしよう。
少しでも身体を動かして。
さて。この休校中、自習やプリントばかりだと飽き飽きしてしまいますね。
かといって「学童にいる間にこんなこともやってみたら?」と勧めても子どもはやらないでしょう(笑)。
学童にいてもせめて外に出る機会があればまだ精神的にはすっきりするので子どもにとっては良いかと思います。
子どもを外に出さない生真面目な学童があるとすれば…(汗)ちょっと子どもがかわいそう…。
子どもに限らず大人もそうですが、多少身体を動かさないと精神的に落ちてしまいますよね。
みんなどうしてるかなぁ…。
どのくらいの宿題が出てるの?
もし学校から出ている宿題の量がそれほどでもなければ、
「美文字テキスト」を子どもに買って渡して、
「たまには勉強しないでゆっくり過ごしておいで」と言ってあげれば、
子どもも少しはストレス軽減になるかもしれません。勉強以外の何かをじっくり取り組む。
子どもの字が汚い原因を考える。
字が汚い子どもって多いですよね。
字が汚くなる原因ってなんでしょうか?
今までもたくさんの研究者や書家、大学教授などが様々な仮説を立てています。
・文字の形を覚えていないから
・急いで書くから
・鉛筆の持ち方が間違っているから
などなど。
ふーむ。
私もこの問題を時々考えますけどね。
最近ふと思いついたことがあります。
字が汚くなる原因、リューブン先生の仮説。それは、
『そもそも“どんな線か”が分かってないんじゃない?』
という説。
ほら、人間ってだいたいのところでも「読める」じゃないですか。文字や漢字。
脳が知らずのうちに補正して、もとの文章や漢字が正しくなくても解読できてしまう。
子どもってパッと見のその瞬間で曖昧なまま覚えていて、
読めることは読めるから親や先生は「この子は分かっている」と判断する。
「分かっているなら書けるだろう」と思いこんでしまう。
しかしいざ書かせてみると細部が曖昧なまま書き始めて、
けっこうな確率でそれとなく書けてしまう。
それがギリギリセーフ、読めるねOK、ぐらいの文字だったら?
「ちょっと字が汚いけど間違ってないわね」
となり、
「今度はもう少しきれいに書こうね」
と終わる。
そう思った理由。
添削をしているとこういうことは多々あります。
例えば“ウ冠”。
ウ冠の1画目を指して、
「ここは点かな?縦棒かな?どっちだと思う?」と聞く。
すると字が汚い子は「分かんなーい」と言う。
ウ冠の2画目も同様。
聞いてみると「えー分かんない」と言う。
細部をなんとなく覚えている。
縦棒なのか横線なのか、
払いなのか止めなのか、
そもそも「文字に使われている線」がはっきりしていない様子。
子どもはとてもおかしな線を書く。
「こんな線は漢字には使われていないんだよ」
と言う。
子どもは「えーそうなのー?」だって。
まとめ。
小学生のノートのマス目がとても小さくて、
これも文字に使われている線が分からなくなってしまう原因の1つだよなーと感じます。
書き順+構成をはじめにしっかりと覚えることがとても大事だと思うのですが、
1年経つとノートのマス目はどんどん小さくなっていってしまう。
そして漢字はだんだん複雑に。
覚える漢字は増えていき、速く書くことを求められ…。
漢字だけを立ち止まって練習する時間なんて無いですよねー。
そこで書道教室の出番なのです。
毎月少しずつ練習して漢字の全体像を捉えることができます。
ちょっと気をつけるだけで文字は読みやすくなりますよ。
しょうじ書道教室でした。