習字の道具をまとめて入れる物が書道バッグですね。当たり前ですが。
これから初めて習字をやるよ、という小さいお子さんや小学生であれば、他の道具もセットになっている“書道バッグ(書道セットともいいます)”がいいでしょう。
文房具屋さんやホームセンターで取り扱っています。
小学生であれば学校から申し込みすることで買うこともできますね。
ひととおり入っている書道バッグ
こちらはkuretake呉竹書道セット。
メーカーはどこのでもいいと思います。
(すべてのメーカーの書道バッグを見たわけではありませんが)
筆、墨、すずりなどだいたいのものがセットになって入っていますのでこれから始めるには最適だと思います。
写真はkuretake呉竹書道セットのものです。
- 大筆(太筆)・・・大きい筆です
- 小筆(細筆)・・・名前を書く小さい筆です
- 筆巻・・・これに筆を巻いてバッグにしまいます
- 墨液・・・液体の墨です
- 固形墨・・・磨って使う墨です
- すずり(墨池)・・・書くときに墨を入れます
- 下敷・・・この上に半紙を置いて書きます
- 文鎮・・・半紙を押さえます
- 紙ばさみ・・・書いた半紙や未使用の半紙を入れておきます
- 水差し・・・スポイト兼筆置きにもなります
- 名前シール
- 書道のてびき
- ふた付きケース
このように道具が一式セットになって入っています。
書道バッグはいろいろな種類がありますが、中にはこれらの道具を入れてピッタリに収まるタイプの書道バッグもあります(道具以外の物を入れるスペースがない)。
その場合、使う分の半紙や丸付けされた半紙などを入れるスペースが無いので、手提げ袋を別に用意する必要があります。
どちらでもいいのですが、小学生はただでも荷物が多いので学校帰りの書道教室を考えているのであれば荷物が少なくなるほうがいいかな、と思います。
新品じゃなくても
また、書道バッグを買う前に確認しておきたいのは、実家に行くと昔誰かが使っていた古い物があったり、おじいちゃんおばあちゃんが使っていた物がある、親戚のお兄ちゃんがもう使ってない、ということも多いのでそれを流用しても十分練習できます。
もし誰かのお古を流用するのであれば、筆や墨(墨液)は新しい物を用意したほうがいいでしょう。そして、だいたい筆や墨も一緒にとっておいてあります。
何年前のものかわからないという場合がほとんどだと思います。
筆には墨がついていて洗わずそのまま入れっぱなし、墨も数年たっている、ではきっと状態は悪いでしょう。
筆はパサパサ、墨はドロドロ・・・そんな道具ではこれから習字をはじめるのに楽しくありません。
1年以上使わずにしまっておいた筆・墨は使わないほうが無難です。
もし、誰かのお古を使うのなら、
大筆(太筆)・・・新しくしましょう小筆(細筆)・・・新しくしましょう- 筆巻
墨液・・・新しくしましょう- 固形墨
- すずり(墨池)
- 下敷
- 文鎮
- 紙ばさみ
- 水差し
- ふた付きケース
バッグがなくて、これらの道具だけ見つかったという場合でも、大きめの布袋を用意してそれにまとめて入れてしまってかまいません。
バッグやすずり、文鎮など消耗品でないものにはお金をあまりかけずに揃えたいところです。
そのかわり、半紙や筆・墨などの消耗品はどんどん使って、たくさん練習していきたいですね。
まとめ
《小学生なら》
・書道バッグ(セット)を購入しましょう。
・お下がりでも十分使えます!
《大人の方なら》
・誰かが使っていたお古を探してからセットを購入しましょう。
・自分の好みの柄の布袋を探してみるのも楽しいかも。
次回は筆を見ていきます。
1-2.筆
値段も種類もいろいろな筆。初心者向けにしぼってご紹介します。
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