こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
4月の小4課題。
さて。
4月号の小4の半紙課題、
「南風」
と書くのですが、
この手本を書いているときに、
「んー?」
と少し引っかかる部分がありました。
それは「南風」の南のー
ここ!
この「羊」にも似た部分。
横線の下のヒツジもどきの「点&払い」。
みなさん、ここ書くときは、
・くっつける派?
・離す派?
どうですか〜?
くっつける派。
こうですかね。
離す派。
それともこっち?
ふーむ。
こういう時は字典なのですが…。
字典はどうかというと。
これは書写字典。
くっつけていますねー。
書道字典はどうかというと。
くっつけるのあり、
離すのもあり、
上にはみ出すくらいのもある。
いろいろー。
決め手に欠ける。
「これ!」というものがないのかなー。
とはいえ、私は九成宮のこれのイメージが強い。
上にはみ出すくらいにやって、
なおかつ最終画を一番長く書く。
学校で習う形は、
九成宮ほど横長じゃないし、
最終画あんなに出したら、学校の先生に何か言われそう(笑)。
篆書も一応チェック。
白川センセの「漢字類編」。
うーん。
まとめると。
私なら、
どーんと上にはみ出すくらいで書きたい。
書きたいけど。
手本ですし、書写ですし、
これで落ち着きますかね。
画像、最初のやつやん!
んもー。
話は少し脱線しますけど。「幸」の字、
これなんかはみ出すくらいやるんです。
澤とか。澤は沢の旧字体。
まとめ。
幸は、「土+ヒツジもどき」で書きますので、
“ヒツジもどき”のところが「南」とは同じ形の部品。
でも字源的には関係ありませんでした。
なので、この場合、
「幸」で、はみ出すように書くからと言って
「南」でもはみ出すように書くとは言ってはいけません。
字源違うから。
なので、「南」のヒツジもどきのところは、
つけても離してもいい、ということに。
私はくっつけて書いたほうがいいと思う。
でも離して書く形も古典にあるしなー。
はみ出すくらい書く形もあるし…
くっつけるほうがいいんでしょうね。わざわざ離す理由があまりない。
おはようございます。 「南風」を急いで書いた朝。 これじゃあ風メインだわ、後ろはゴチャゴチャしたままだわ、虫のアタマが狭くなってるわで、 なんの動画なのやら(汗)。 #秋田市,#書,#書道,#習字,#子ども,#小学生,#才能,#ライフワーク,#向上,#成長,#日本文化,#教養,#美文字,#ペン字,#硬筆,#書き方,#鉛筆,#漢字,#kanji,#生きがい,#ikigai,#japaneseart,#akitacalligraphy,#akita,#handwriting,#shodo,#design,
2 Likes, 0 Comments – Fumito Shoji 東海林史 (@fumitoshoji) on Instagram: “おはようございます。 「南風」を急いで書いた朝。 これじゃあ風メインだわ、後ろはゴチャゴチャしたままだわ、虫のアタマが狭くなってるわで、 なんの動画なのやら(汗)。…”
ということで、くっつけて書きましょうね。と一応の結論。あー楽しかった。
こうやってわざわざ、あっちこっち調べるのが楽しかったりしますね、書道。
調べておいて、
あなたはどう書くの?ということなのです。
調べてなければ何も言えないでしょう?
間違っていたら訂正します。どなたか正確な根拠をご教授下さい。
しょうじ書道教室でした!