こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
冬休み明けに学校へ提出する書初め課題、書友社主催の書初めの解説です!
↓小2課題「かまくら」の解説はちょっと下へスクロール!
※学校によってはお知らせが来ない学校もあります。
※「書初め」には、
・書友社の書初め(学校のもの)
・県立武道館の書初め
・各書道団体の書初め
と、複数ありますのでそれぞれお間違えの無いようにご注意くださいね。
お手本と出品券。
申し込んだ人にはお手本と出品券が届きます。
お手本は、実物大ではない小さい印刷のものが渡されます。
出品券は自宅で保管し、清書が仕上がったら作品に貼って学校へ提出します。
使用用紙。
書初めで使う用紙は「やつぎり」というサイズ。
もっとも小さい条幅です。
6月に実施される席書大会の条幅サイズと間違えないようにしましょう。
それでは解説どうぞ!
小2課題「かまくら」。
条幅作品では縦に4文字書くことが多いですね。
まずはひと文字ずつの解説から。
か
「か」は横に張るように書きます。
ここの、足2本の向きを揃えるといいですね。
ま
「ま」が2年生の課題では一番難しい字かな。“むすび”があります。
学校の授業では「おさかなの形」と習います。
うちの教室では「リボンの形」で教えています。
リボンのほうがカワイイし!
く
「く」は簡単に書けますが、左でピタッと止めないとだらしなくなってしまいますよー。
紙のど真ん中に来るように、中心から見て、
右→左→右
となるように。
ら
「ら」は、意外と縦長になる字ですね。
時々、点を右側に書く子がいますがそういう場合は書き順を確かめてください。
点から書きはじめます。
あとは下に向かって、
“おなか”
“おしり”
と、丸みをつけて。
全体のバランス。
条幅の作品でもっとも難しいことは、
「全体のバランス」
です。
すべての文字を同じ大きさにすると不自然になります。
試しに、
右が4文字同じ大きさで書いたもの、
左が文字の形に気をつけてそれぞれ微調整して書いたもの、
です。見比べていかがでしょうか?
はっきりとわかりやすい所だと、
4文字同じ大きさで書いたほうの
「く」と「ら」
同じ大きさで書いてしまうと、どうしたって「ら」がつまってしまいます。
この課題「かまくら」であれば、
「か」「く」をやや小さく書いて、
「ま」「ら」を縦長にしたほうがすっきりまとまりますね。
まとめ。
基本的には「漢字を大きくひらがなを小さく」書きます。
ひらがなだけの課題でも、ひらがなの形によって縦長にしたり横長にしたり、
「大きく見えてしまう字」などもありますのでそれを調整して書いていきますよ。
書き上がった作品を、
壁などに貼って少し離れて眺めると不自然なところが見えてきます。
ということで2年生のみなさん、冬休みもあとわずかですが(まだできていない人は)頑張ってみてね!
しょうじ書道教室でした!