こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
席書大会の練習もいよいよ追い込み。
たっぷり練習したらあとは本番で頑張るのみ!
手先を器用にしておきたい。
習字に限らず手先は器用にしておきたい。
手先の器用さは、要は指先の感覚だと思うんだよね。
幼児の頃から、
輪っかに紐を通す遊びをさせたり、
積み木で遊ばせたり、
ブロック遊びやボタン通し。
幼児教育や知育の本には推奨してあった。
指先の感覚を鍛えることは幼児の脳の発達に大きく影響すると言われていて、
ちっちゃい頃はとにかく手指を使った遊びがいいって言われるんだよね。
これはもちろん筆記用具を持つようになってからも同じことで、
年長さん前後から、太いクレヨンや太いクーピーのお絵かきが始まって、
迷路をやったり点つなぎをやったり、
だんだんと鉛筆で書くようになっていく。
ここでも指先がうまく使えるように練習をする。
うまく使えない子はやはり「持ち方」がおかしくって、指先がうまく使えていないんだよね。
指先は超敏感。
鉛筆だけじゃない。
ちっちゃい子供なら、
粘土遊びだっていいだろうし、外に出て虫を捕まえるのだっていいだろう。
女の子なら、料理のお手伝いで果物や野菜の皮を剥いたりするのもいいかもしれない。
お人形さんの服を着替えさせるなんて、かなり難しそう。
髪を結んだりリボンをつけたり。
もとより女の子のほうが指先を使う機会が多いのかもね。
子供はうんと指先を使おう。
それも上手にね。
指先は超高感度センサー。
指先ってのは超敏感で、
習字や書道をやっていると分かるけど、
目をつむって筆を持ち、
紙に筆が付いたか付かないか位は感じ取れる。
もっと慣れてくると、
筆を持っただけで、今筆にどのくらいの墨が含まれているかわかるし、
筆をジロジロ見なくたって筆先がいまどうなっていてどっち向きになっているかくらいは感じ取れる。
だから書道が上手な人ほど紙の全体をぼんやりと眺めながら書いている。
目で確かめなくても指先の感覚で見当が付くんだ。
鉛筆でも毛筆でも指先で扱うと上達する。これは絶対。
人間の感覚って思っているよりもよほど高性能で、
例えば、書道で使う紙の質感・種類・厚さなんかも触るだけでかなり分かるし、
盲目の人が読む「点字」だってあんなにちいさな点の凹凸を触って判別している。
麻雀には牌を触っただけで何の牌なのか読み取る「盲牌(もうぱい)」という技術もあるし、
機械加工の仕上げ作業は最終的には手作業に勝るものはない。
職人技も手先指先。
そして私もこの器用さで故障したswitchのコントローラーの取替をやってみた。
さほど難しいとは感じなかったわけで。
※自己責任でやりましょう。
やはり不器用よりは器用なのがいい。
老いも若きも手指で発達。
幼児や子どもの脳の発達のみならず、
試験勉強はノートに書くと覚えるし、
高校生や大学生だってプログラミングや3Dプリンタでモノづくりをする時代。
テレビゲームのコントローラーを流用して手作りロボットを動かす。
ドローンも指先でコントローラーを操作する。
ロボコンもそう。
お医者さんだって内視鏡は手で動かす。
手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」だってコントローラーだ。
DIYも流行っているし、
自転車の整備くらい自分でやりたい。
まとめ。
シニアの老化予防にも指先を動かすことは推奨され、
手指の発達=脳の活性化
この公式はいまやもう全年代で必須となっている。
手指からの刺激が私たちを活性化してくれる。
「指先を上手に使おうね」
と私も稽古のときになるべく言う。
鉛筆も筆も、
小筆もペンも、
指先を使う訓練には最適なのです。
たかが持ち方、されど持ち方、
なのであります。
筆なんて、
あんなにふにゃふにゃ頼りないものを我が意のままに自由自在にコントロールする。
それには指先。感覚。
あなたは上手に指先使えていますか?
しょうじ書道教室でした!