こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
持ち方、大事。
子どもたちにも、息子たちにも、
一般の方にも(たまに)言っていますが、
ペンや鉛筆、筆の持ち方は超大事です。
あと条幅書くときの姿勢。
お手本通りの線が書けないのは、
全て持ち方のせいだと思っています、ワタクシ。
その持ち方ゆえにその線になる。
持ち方が線を決めている。
本来であれば、
持ち方っていうのは十人十色、百人百様、それぞれ自由に好きなように持ったらいい。
ということなのですが、
それは研究に研究を重ねた結果であれば、是という意味。
教室に通い、先生や師匠に教えてもらっている立場であれば、
第一段階としてその先生と同じように書ける、というところがひとまずの目標なはず。
廻腕法というのもある。
一応、文献をあたれば「廻腕法」などが出てきます。
雲海堂 on Twitter
廻腕法(かいわんほう):用筆法のひとつ。楊守敬が日本に伝え、羊毛筆を使って八面出鋒、自由自在な運腕ができることで、日下部鳴鶴、巌谷一六、松田雪柯らが熱心に研究をした。鳴鶴は廻腕執筆法を終生くずさなかった。回腕法とも。
頑なにこの持ち方で書く必要はないと個人的には思います(現代、この持ち方が広まってないところを見ると)。
「筆を立てて」
「筆圧をかける」
という感覚を鍛えるためのものじゃないかなーと推測。
うちの教室でやっている「準備運動グルグル」と同じじゃない?
(ハッ…!
天下の楊守敬・日下部鳴鶴コンボを!(笑))
ということで、
師事している先生と同じ持ち方にすると、あなたも同じ線が書ける。はず。
硬筆やペン字も同様。
鉛筆の持ち方、ペンも同じで。
持ち方がおかしいから、
動きが悪くなり、
指が動かず、
手本通りの形が書けないんです。
丸とか四角とか、
横線長く書くとか、
スルスルっと書けないと!
漢字の四角い部分は超大事!
当教室では、こう。
筆も鉛筆もペンも基本は同じ。
・親指、人差し指、中指、3本仲良くする!
以上!!
当教室(っていうか私個人)で推奨する持ち方。
私が指導している持ち方はこちら。
人馬一体ならぬ、
手筆一体です。身体の一部。拡張。
この持ち方をマスターすれば、
筆を立てても肘は上がらず、肩が疲れることなく書けます。
座っている腰がツラくなることはあっても、腕がダルくならないのでいくらでも書けます。
可動範囲も広いしね。
まとめ。
準備運動のグルグルのときに
このように持てているかチェックしています。
他にもチェック点はあって、
・手と手首と腕をまっすぐに
・肘はフワッと浮かせるように
・腕のほうから動かしていく
このあたりを指導しています。
最近、みんなこのグルグルはうまくなった。
でも字を書くときには戻る…(汗)。
子どもの筆がなかなか立たないのは、
持ち方が悪くて筆を立てようとすると疲れるから、ってのもある。
全ては持ち方に集約されるのだー。
ぜひマスターしてほしい。
しょうじ書道教室でした!
※毎週のように無料体験の問い合わせがあり嬉しい悲鳴。
最近とても忙しいので、お稽古時間でどなたかお手伝いしていただける方募集中!
将来的に習字の先生をやれるよう、指導もいたします。
習字の先生の資質は
「子どもが好き」
「子どもに未来を感じる」
ってところかな?
努力するのは当然なので。
よろしくお願いします。