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集中力ってさ、2通りあるんじゃない?

集中力ってさ、2通りあるんじゃない?

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しょうじ書道教室

こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。

今日は日曜日。

偶然にもちょっとしたことが重なり、なぜか私がひとりお家でお留守番な日曜日。

わーい。ひとりの時間。

勝手にいろんなことを考える人間の頭。

人ってなんだかいろいろなことを勝手に自動的に考えはじめてしまいますよね。

ぼーっとしていても、

アノことについて考えていたり、

ソノコトについて考えていたり、

なんだか、自動的に。

困ったもんです。

これは大人に限らず、子どももそうなんだと思います。

子どもは目についたもの片っ端から、気になって気になって仕方がない。

お菓子が食べたいと思えば頭の中は、

(お菓子お菓子お菓子お菓子…)

ゲームしたいなーと思えば頭の中は、

(ゲームゲームゲームゲーム…)

考えたくて考えているわけじゃないのにね。

勝手にそうなっちゃう。子どもも。

頭をからっぽにする訓練。

いまうちの教室では「10枚チャレンジ」をしていますが、

子どもが何を思って書いているのか、その子を見ているとなんとなーく分かります。

(あと○枚書かなきゃ…あと○枚書かなきゃ…あと○枚…)

(失敗できないなー…失敗できないなー…失敗できないなー…)

(うまく書かなきゃ…うまく書かなきゃ…うまく書かなきゃ…)

なんだかいろいろ考えてるなー、という感じ。

「頭の中をからっぽにして書きましょう」

って言いますけどね。

集中ってなんなんだ?

10枚チャレンジは「たくさん書く」ことを主眼に置いていますので、

いつもより少し多めに書いてもらいます。

なかなか枚数が進まない子というのは、上のようなことをいろいろと考えてしまっているのかなー。

サクサク進む子というのは、余計なことを考えていない子。こちらのほうがいい状態。

「集中する」ということには2通りあるように思います。

ひとつは、

・熱くなって燃えるような集中。

もう一つは、

・心の中は静かに、落ち着いている集中。

熱い集中と冷めた集中。

目指しているのは冷めた集中。

もうお分かりかと思いますが、

10枚チャレンジで気付いてほしいのは「冷めた集中」。

「いっぱい書くぞ!」

「書かなきゃ!」

と意気込んでいるような熱い集中は長続きしないのです。

あっという間に息切れしてしまう。

あまり深く考えないことがポイント。

ただ黙々と手を動かす。

これは「頭をからっぽにする」とか「何も考えない」とか、そんなふうに表現されがちです。

しかし、この冷めた集中は本当に何も考えていないんじゃなく、冷静。

冷静でいて、集中している。

熱い集中はどちらかというと「夢中」。

「夢中」とか「熱狂」とか。

これは長続きしないんですよね。

まとめ。

肩の力を抜いて、淡々と進める。

頭の中をからっぽに、無心でやるという感覚を身につけてほしいですね。

私も自分の作品を書くとき、

夢中でノリノリになって書いたものはだいたい出来が悪い。

何枚も何枚も何枚も書いて、

「これ、いつ書いたっけ?」

というのが力みも抜けていて1番良く書けているものです。

習字や書道を通じて、この感覚が分かってくれたらなーと思います。

しょうじ書道教室でした!

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