おはようございます。秋田市のしょうじ書道教室です。
原始時代はどうだったのだろう。
習字とは、
隣にお手本を置き、
お手本のマネをして文字を書いていくという簡単なものです。
しかし、
この簡単なことが子どもにとってはとても難しく、
なかなかできないものなのです。
親は隣で見ていると、
(こんな簡単なことがどうしてできないのだろう……!)
と思うはず。
これは実際にやってみると分かるのですが、
子どもは“書く”という行為に、かなりメモリを使うようなのです。
実際、原始時代の人間も、
壁画や記号を描く知能がついてから、文字を書くようになるまではかなり時間がかかっているのです。
子どもが物を覚える順番でも、
生まれてから、
言葉を覚え、話せるようになり、
手指の機能が発達してから絵を書くようになり、
シンボルから文字への進化 日本印刷技術協会
そのあとようやく文字を書きはじめます。
そして、
「文字を書くこと」は、
「話し言葉」から「書き言葉」への橋渡しの役目もあるのです。
書き言葉は論理的に考えるところへとつながります。
より高度に考えられるようになる一歩前、
それが文字を書くということ。どれくらい重要なのかが窺い知れます。
原始時代にも、
集団の中に、文字の書き方を教える役割の人間がいたのかもしれませんね。
まとめ。
以上は私の妄想ですが、やっておいて損はないのが習字だと思います。
この春休み、
「文字を書く練習をしろ」とは言いません。
新1年生は色鉛筆やクーピーなど、うんと遊んで描いて書いて、筆記用具に慣れてください。
筆記用具を持つときに、
指先でつまむ
それだけを守って使ってほしい。筆記用具を握って持ってはいけませんよ。
指先への刺激は脳の発達になによりも大切です。
鉛筆はつまむ!
しょうじ書道教室でした!