おはようございます、秋田市のしょうじ書道教室です。
今日から11月!ヤメテー!
学生部門はというと。
さて、さきがけ展の学生部門の雑感。
小学生の課題のほうは、まあ順当に。
半紙部門。
小1。元気に書けていればOK。
小2。「り」の足は長くするべき。
めっちゃ足の短い「り」が入賞していて疑問。
小3、水玉。
これは順当。上手かった。
小4、左右。
細くかすれているものも入賞していた。疑問。
小5、近づく春。
まあ順当かな。
小6、旅立ちの朝。
うーん。
中1、美術文化。
まあ中学生だし楷書だし。
中2、自然科学。
これがまったく分からない。ノーコメント。
中3、千峰紅葉村。
これもさー。
だから、中学生の行書はバイブル無しなんだけど、
中2中3は、楷書を行書っぽくしただけじゃダメでしょーが。
楷書を崩した形が行書なんじゃないのよ。「行書」というひとつの書体なんですけど。
これはちょっとどうにかしてほしい。
半切。
点数激減の小中学生の半切。
やはり出品している作品は立派。
点数が少なくて厳しいねー。
昔、うちの教室では、一年おきに全員が半切出品していました。
今はちょっとお休み中……。やったほうがいいのかなー。
八ツ切。
こちら、書き初めサイズの八ツ切部門。
出品点数が少なくて息も絶え絶え。
これさ、学年関係なくして審査すればいいんじゃない?
そうすればもう少し盛り上がるかも。
硬筆部門。
省略。
以上、学生部門でした。
まとめ。
出品点数の確保が問題なのは、一般部門と同じですねー。
いまの時代に、半切を書ける小学生がどれだけいるのか。
半切は少なくても2ヶ月・計8回は練習が必要だと思う。
2ヶ月間、休みなく稽古に来れる小学生がいまどれだけいるか。
私が考案した(エラそうだな)、
半紙→八ツ切→半切、の練習方法で効率的に練習を進めても、
半切10枚は書かないとまとまらないだろうし。
それに加えて低年齢化……。これはハードルが高い。
そういうわけでうちの教室では半切出品を休んでいるのです。
半切の面白さがあるから本当は書かせたい。
そして。
一般部門の雑感でも言ったけど、やはり、
展覧会の運営と審査は別にしてほしい。
運営には若い感性を、
審査には古い、いにしえの感性を。
30代40代の書家は審査なんてやりたくないんじゃないかなぁ。
書道展のPR活動で、SNSを活用したり、小中学校にチラシを入れたり、すればいいのに未だにやらないのはなぜ?
もう一つ。
学生の半切は、
表具ではなく、本の形で残すというのはどうだろうか。
裏打ちだけして、模造紙に貼り展示する。
写真を撮ってパンフレットのような本にして形に残す。本の形にすれば、なんなら電子書籍でも保存できる。
これならお金もあまりかからないし、記録として残るじゃないか。
表具して家に飾る、なんてお家は少ないよね。
広島の展覧会で、有料オプションで自分の作品を、キーホルダーにする、っていうやつをやっていたけど、それでもいい。
他県の、成功している展覧会を参考にするのもいいだろうに。
変化がなければ現状維持すら難しいよね。
しょうじ書道教室でした!