雪はなかなか溶けてはくれませんが、春はもうそこまで来ています。
春が近づくにつれ、習い事も心機一転、気合いが入るのではないでしょうか。
大人には春休みはありませんが、子どもはこれから春休み。
春休みと言えば、年度の振り返り。
復習の時期ではありませんか?
というわけで、今一度基本に戻り、しっかりした線をまずは1本、確かに書くことに集中してはいかがでしょうか?
小学3年生から毛筆が始まります
小学校では、3年生からいよいよ学校の授業で毛筆が始まります。
全くやったことのない子は、この春休みを利用して一度触れておくのもいいかもしれませんね。
始めに止める、スーッと動かす、最後にしっかり止める。
この「トン・スー・トン」ができるのか、できないのか。
これを確かめましょう。
漢字もひらがなも、「止めるところ」なのか「払うところ」なのか。
何年生になってもこの止めるのか止めないのか、払うのか払わないのか、など確認をしてみてください。
字が雑な子、あまりうまく書けない子、などは、そもそもこの止めるのか止めないのか?があやふやだったりします。
「え~そうだったっけー??」
「もう忘れたしーー」
なーんて言うかも。
特にひらがなを振り返ることは大事です。
日本語で文章を書けば、半分以上ひらがなです。
ひらがなを整えることが美文字への第一歩。
あなどることなかれ。ひらがなが難しいのですよ。
お父さんお母さんも、子どもと一緒に復習してみてはいかがですか?
例えば、硬筆のテキストを親子で一緒にやってみる。
(※私が実際使ってみたわけではありません。ご了承を)
このジャンルのテキストは大人用も子ども用も豊富にありますので、書店などで実際の本の内容(お手本の字の見た目の好き嫌いなど)を確かめて購入してみてください。
硬筆でも、横線1本から練習したっていいんです。
そして毛筆ならこちら、
まずは、横線1本しっかり書けるのか?
同じ太さで安定して書けるのか?
10本書いて、何本成功するのか?
この基本の横の線は本当に大事になってきます。
書道教室に通って習字を習っている子はもちろんですが、書道教室に通っていない子でも、もし書写の授業で習字をやるのであれば、この横線だけでも家でしっかりと練習してみて下さい。
これができるだけでもだいぶ違うと思います。
新しい学年、字を書くことが好きになってくれればいいのですが!
この春休みに、ゆっくりとひとつずつ、確かめてはいかがでしょうか?